
J:COMモバイルは、J:COM株式会社が運営している格安SIMサービス。3大キャリアからそのまま乗り換えられる便利さや、約450種類以上のスマホで利用できる柔軟さから、多くの良い評価を受けています。
中でも魅力は、月額料金が安くなる「U26ヤング割」です。26歳以下とその家族は、5GB以上の利用で980円(税抜)割引が6ヶ月の間、毎月適用されます。
そんなJ:COMモバイルですが、契約にあたって口コミ・評判が気になる方も多いでしょう。この記事では、J:COMモバイルの口コミ・評判をはじめ、特徴やメリット・デメリットなどをまとめて紹介します。

J:COMモバイルの基本情報
J:COMモバイルとはJ:COM株式会社が運営している、格安SIMのサービスです。J:COMは光回線やケーブルテレビなどのサービスを提供している事業者です。
au回線でデータ通信ができるJ:COMモバイルは、RBBTODAYが行った「格安SIMアワード」の通信速度部門にて、優秀賞を受賞しています。
※RBBTODAY「格安SIMアワード 2021 上半期」公式サイトより
契約解除料、契約期間の縛り、契約時の初期費用※1はすべてなし。料金に関しても、日常生活に必要十分な5GBの通信が、月額1,000円程度で利用できます。※2
※Web申し込みに限る
※「データ盛り」適用時
プラン(月額・税込) |
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通話料金(税込) | 22円/30秒※通話オプションあり |
初期費用 | 3,300円(税込・契約事務手数料として) |
主なサービス |
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※出典:J:COM MOBILE公式
J:COMモバイルの良い口コミ・評判
- もともと使っていたスマホ端末がそのまま使えるのでいいですね。
- 大手キャリアだと5,000円以上かかってしまうのがJ:COMモバイルだと1,000円程度から使えるのはおすすめ。
- 格安スマホは速度が遅いのは仕方ないと思っていたのですが、普通に使い分には十分満足できます。
J:COMモバイルに大手キャリアから流れてきた人のなかで、料金の安さに魅力を感じている人は多いようです。携帯料金が少し厳しいと思っている人にはおすすめです。
格安スマホというと、通信速度が遅いのではないかと思う人もいるでしょう。ユーザーの間でも賛否両論あるものの、おおむね好意的なコメントが目立ちました。
J:COMモバイルのイマイチな口コミ・評判
- サービスにちょっと問題ありかも、申し込んでから1週間以上経過しても何の音沙汰もない。
- 動画視聴や音楽鑑賞を楽しみたければ、ちょっと速度に不満を抱く人も出てくるかもしれません。
- 問い合わせをしたらたらいまわしにされたことがあるので、電話で問い合わせるときには注意が必要ですね。
J:COMモバイルの口コミのなかで気になるのは、なかなか商品が届かない点です。1週間くらいは待たないといけないと、覚悟しておいた方がよいでしょう。
動画や音楽などの大容量データを使用する際には、少しストレスが溜まるかもしれません。ネットの混みにくい時間帯を使って視聴するとよいでしょう。
J:COMモバイルの特徴
J:COMモバイルにはほかの格安SIMにはない特徴が、いくつかあります。ここでは主要な特色についてまとめました。
au回線を利用して高品質
J:COMモバイルでは2022年3月現在、au回線を利用してサービス提供しています。大手キャリアのひとつであるauの回線は、広いエリアをカバーできています。
auの4G LTEは2020年12月末の時点で人口カバー率99.9%です※。日本全国ほとんどの場所でカバーできているので、どこからでも通信可能です。
山道やキャンプ場といった、都市部から離れたような場所でも利用できるでしょう。通信品質はかなり高いので、通話する場合でもつながりにくくてストレスを感じることはほぼないと言っていいでしょう。
J:COMモバイルが設定してくれる
スマホを初めて使用するときには、各種設定をしなければなりません。この設定が面倒、よくわからないという人も多いでしょう。
J:COMモバイルでは「えんかくサポート」というサービスを用意しています。スタッフの方が初期設定の案内をしてくれるので、機械が苦手な方でも安心して申し込めます。
初期設定のほかにも電話帳やLINE設定などについても、無料でサポートしてくれるので心強く感じられるでしょう。高齢者でスマホに興味のある方にも安心です。
今の端末を引き続き使用可
格安スマホに乗り換えたいけれども、今使っている端末は引き続き使用したいという人もいるでしょう。J:COMモバイルの場合、現在使っている端末をそのまま利用できます。
お手持ちの端末をJ:COMモバイルに移行するのも、たった3ステップです。端末の電源を切る・今使っているSIMカードを取り出す、J:COMの新しいSIMカードを入れるの3ステップで完了です。
まだまだ端末が使えるので、SIMカードだけ購入したいと思っている人にはおすすめといえるでしょう。
公衆Wi-Fi「ギガぞう」が使い放題
J:COMモバイルユーザーのための公衆Wi-Fiがあります。「ギガぞうWi-Fi」と呼ばれるものでJ:COMモバイルユーザーは、無料で使い放題です。
ギガぞうWi-Fiにつなげれば、データ通信しているときに自分の容量を消費せずに済みます。動画の見過ぎで速度制限がかかる心配もなくなるでしょう。
ギガぞうWi-Fiは日本全国10万か所を超えているといいます。カフェやファストフードなどのお店のほかにも、ハワイでも使用可能なので重宝するサービスといえるでしょう。
J:COMモバイルのメリット
J:COMモバイルのユーザーは数多くいます。それだけメリットがあるからです。ここでは主だったメリットについてピックアップしてみました。
充実したサポート体制
格安SIMの場合値段は安いけれどもサポート体制がいまいち、というイメージを持っている人は多いかもしれません。J:COMモバイルでは、サポート体制も充実しているのでいざというときでも安心です。
まず電話によるサポートデスクは、年中無休で対応しています。何度相談しても無料なので、困ったことやわからないことがあれば気軽に相談できます。
また電話によるサポートだけで問題解決できない場合、えんかくサポートや訪問サポートなどのサービスもあるので安心です。自力で解決できない場合には、プロのサポートを受けましょう。
J:COMモバイルは各地にショップを展開していて、こちらで相談も可能です。2022年3月時点で42店舗を展開しています。
速度制限後も最大1Mbps
J:COMモバイルもほかの携帯会社同様、一定の容量を超えると速度制限がかかります。しかし、J:COMモバイルの場合1GBと20GBのプランを選択した場合、制限がかかっても1Mbpsで通信できます。
ほかのMVNOを見てみると、速度制限がかかったときには200Kbps程度といわれています。つまりJ:COMモバイルの場合、従来の5倍のスピードが確保できるわけです。LINEやSNSはもちろんのこと、通常のネットサーフィンも楽しめます。
時間帯や画質を妥協すれば、動画も見られるだけのスピードがあるので、これはメリットといえるでしょう。
データ容量が余ったら翌月くりこし可能
月によってデータをよく使う場合もあれば、あまり使わない場合もあるでしょう。データ通信をあまりしなかった場合、月額料金を無駄にしたという感じがするかもしれません。
J:COMの場合、もし自分に割り当てられた容量を使いきれなければ翌月に繰り越されます。20GBコースで17GBしか消費できなかった場合、翌月は23GBまで速度制限なしで利用できるのです。
もちろん繰り越したぶん、追加料金がかかる心配もありません。月額料金を極力無駄にせずに、スマホライフが送れます。
Webで手続き完結
J:COMモバイルの場合、Webで新規申し込み完結できるのもメリットのひとつです。オンラインで申し込むと、SIMカードや端末が宅配便にて自宅に届きます。
あとは必要な初期設定をすれば、スマホが利用できます。もしやり方がわからなければ、コールセンターに相談、あるいはえんかくサポートを利用してみてください。
お店に行く必要のないのは魅力でしょう。ケータイショップの場合いつでも混み合っていて、自分の番が来るまでに待たされることも珍しくありません。

J:COMオンデマンドでデータ無制限にて動画視聴可
スマホで動画を見るのが好きという人もいるでしょう。YouTubeのような動画投稿サイトもあれば、動画コンテンツを提供するサービスも増えています。
スマホで動画を見る場合、消費容量が気になるかもしれません。つい動画を見過ぎてしまって、月末になると速度制限がかかってしまったという経験もあるかもしれません。
J:COMモバイルの場合、「J:COMオンデマンド」というアプリを使えば、通信量を消費することなく動画が見放題です。

J:COMモバイルのデメリット・注意点
J:COMモバイルにはメリットがある半面、デメリットもあります。デメリットについても紹介しますので、自分にとってプラスかマイナスか、どちらが大きいか検討しましょう。
セット購入できる端末が少ない
J:COMではSIMカードだけでなく、端末とセット購入できるプランも用意されています。SIMだけでなく端末ごとすべてリフレッシュしたい人は、セット購入も選択肢のひとつです。
ただ端末については、そこまでバラエティに富んでいません。自分のほしい端末が販売されていない可能性もあるため注意しましょう。
2022年3月現在新品で取り扱いのあるのは、iPhoneだと12とSEのみです。アンドロイドの場合は、AQUOS・Galaxy・BASIOのみのラインナップです。
まずはJ:COMモバイルの販売している端末のなかで、お気に入りのものがあるか探しましょう。

支払い方法は原則クレジットカードのみ
J:COMモバイルと契約する前に確認しておくべきこととして、支払方法があります。原則クレジットカードの支払いのみです。ほかの携帯キャリアを見ると、振り込みや口座引き落としの方法を用意しているところもあります。
しかし、J:COMモバイルの場合、クレジット決済以外の方法には対応していません。クレジットカードをもっていなければ、まずはカードを作るところから始めましょう。
また、デビットカードの支払いは認められていないため注意してください。ただし、クレジットカードを持っていれば、支払いに対応しやすいです。MasterCardやVISA・JCBやダイナースクラブ、アメリカンエキスプレスなど、主要なブランドにはほぼ対応できています。
カード払いをする場合には、契約者当人の名義のものでなければなりません。家族の名義だと受け付けてもらえない可能性があるので注意しましょう。
LINEの年齢認証に未対応
J:COMモバイルでもLINEは使用できます。若い人を中心に家族や友人とコミュニケーションをとるため、LINEを使っている人も多いでしょう。
ただし、J:COMモバイルの場合、LINEの年齢認証ができないので注意が必要です。年齢認証できないと、LINE ID検索が利用できなくなります。
とはいえ、年齢認証できないのは、なにもJ:COMモバイルに限った話ではありません。というのも年齢認証システムは、大手キャリアと連携しているからです。
一部を除き格安SIM業者の多くでは、年齢認証もできないと思ってください。しかしその場合でも、年齢認証する方法は残されています。それは、J:COMモバイルに乗り換える前に、年齢認証を済ませる方法です。J:COMモバイルに乗り換えた後でも、ID検索が可能になります。

時間帯によっては通信速度が遅くなる可能性
格安スマホを利用する際に、通信速度を気にする人は少なくありません。大手キャリアと比較してMVNOは回線を間借りしているので、通信速度が遅いことはよくいわれます。
J:COMモバイルユーザーのレビューを見てみると、おおむねストレスを感じずにデータ通信できるようです。しかし、体験談のなかには一定の時間帯に低速となる傾向が見られます。
格安SIMの場合、一般的に昼間と夜間の通信速度が遅くなりがちです。J:COMモバイルの場合、とくに夕方の時間帯で通信速度の落ちる傾向がみられるようです。
仕事終わりに少し動画でも見てみようかと思うと、しばしば動画が止まってストレスを感じるなども起きるかもしれません。夕方ネット通信をすることが多い人は注意が必要です。
5GB以下のコースなら200Kbpsに速度制限
J:COMモバイルのメリットで紹介しましたが、速度制限がかかっても1Mbpsは維持します。しかし、これは10GBと20GBのコースの方を対象にした措置です。
他にも1GBと5GBのコースがあります。こちらは容量オーバーになってしまった場合、速度制限はほかの格安SIM同様200Kbpsに制限されるため注意してください。
200Kbpsになってしまうと、スマホのサービス利用にかなりの制約が伴います。動画はもちろんのこと、オンラインショッピングのような画像が多いWebサイトの閲覧も難しくなるでしょう。
Twitterやメールも、テキストのやり取りに限られると考えてください。Twitterやメールのやり取りをする際、画像や動画を添付するとなると、送信できなくなるでしょう。

まとめ
J:COMモバイルはJ:COMという大手が運営元なので、格安SIMでも安心して利用できるでしょう。できるだけ携帯に関するコストを安くしたいと思っている人にはおすすめです。月額料金が税込みで1,000円台からというのは魅力です。
大手キャリアを今まで利用してきた人から見れば、大幅なコスト圧縮効果が期待できます。またついついネットのやりすぎで速度制限に引っかかる人にとっても、10GBと20GBで契約すれば1Mbpsと十分な速度があるため比較的影響は少ないです。
格安スマホへの乗り換えを検討しているのであれば、J:COMモバイルの利用も選択肢のひとつになるでしょう。