
MVNOは今や、さまざまな企業が参入してきています。格安スマホに乗り換えたいものの選択肢がありすぎて、逆に迷っているかもしれません。
トーンモバイルは、お子さんやお年寄りでもカンタンにスマホを利用できる格安SIMとして、利用者を増やしている格安SIMの一つです。
今回は、トーンモバイルとはどのような格安スマホサービスなのか、どういった特徴があるかまとめてみました。また、利用者の口コミ・評判もまとめて紹介しています。

Contents
トーンモバイルの基本情報
- 月々1,100円~(税込)
- 動画以外はネット使い放題
- ドコモショップで受け付け対応
トーンモバイルとはドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の展開している、格安スマホサービスです。
AI搭載のオリジナルの端末を販売していて、子どもは安全に・お年寄りは簡単に使いこなせるようなモデルを提供しているのです。
料金プラン |
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通話料金 |
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初期費用 | 登録事務手数料:3,300円/1回線(iPhoneプランのみ) |
主なサービス |
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運営会社 | フリービット株式会社 |
出典:【公式】トーンモバイル
トーンモバイルの良い口コミ・評判
- 子供がスマホを持つにあたってトーンモバイルに乗り換えたのですが、子供の居場所がわかったりフィルターをかけられたりできるのはいいですね
- やっぱり価格の安さが魅力だと思います、通信無制限で月々1,000円台は魅力です
- 速度は若干遅いですがなれればそんなに気になりませんし、速度制限のないのはいいですね
トーンモバイルの口コミをみてみると、携帯料金の安さに魅力を感じている人が多いようです。月々1,100円(税込)・データ無制限というサービスは、格安スマホでもなかなかありません。
通信速度も遅さも慣れてしまえば、気にならないという意見も見られました。ネットサーフィンなど普通に利用する場合、あまり不便には感じないようです。
トーンモバイルの残念な口コミ・評判
- 端末のサイズが大きすぎます、お年寄りや女性だと手が小さくで片手で操作するのは難しいと思います
- 特に問題のない画像を見ていても「不適切な内容」と警告が出た
- 通信速度の遅さは致命的、動画がしばしば止まるのでストレスがかかります
トーンモバイルの不満な口コミを見ると、使い勝手の悪さを指摘するコメントがしばしばみられました。まず端末の大きさを気にする意見はいくつか投稿されています。
またフィルタリングサービスがあるのはよいものの、現時点では精度があまりよくないようです。ただ今後AIが学習して、精度もアップしてくる可能性はあるでしょう。
トーンモバイルをおすすめしたい人
トーンモバイルがおすすめな人とそうでない人がいます。おすすめな人として、以下のような特徴があげられます。
これからスマホデビューする人
主要なキャリアの携帯料金をみてみると、複数のコースやオプションもあってかなり複雑です。スマホ初心者にとって、どのコースで契約すればよいか迷うでしょう。
トーンモバイルの公式ホームページをみると、マニュアルがかなり充実しています。これからスマホを使用しようと思っている人にとっては、安心でしょう。
携帯料金を安くしたい人
携帯料金をできるだけ安く抑えたいと思っている人も、トーンモバイルがおすすめです。トーンモバイルの場合、月々1,100円(税込)からです。
今の通信費が家計を圧迫しているのであれば、トーンモバイルへの乗り換えも検討してみる価値はあります。
子どもや親御さんを見守りたい人
子どもが習い事をしていて夜間外出する、実家の親御さんと離れて暮らしているという人もいるでしょう。そのような人は「TONEファミリー」機能のある、トーンモバイルがおすすめです。
またアプリ制限機能や、自画撮り被害防止機能もあります。お子さんが犯罪に巻き込まれるのを防いでくれるので、心強いでしょう。
トーンモバイルの「TONE e21」とは?
TONE e21とはトーンモバイルが独自開発し、発売された格安スマホです。メーカーなどが介入しないので比較的安く購入することができます。
また、子どもの行動状況をAIが知らせくれる機能や、ネットやアプリの利用時間の制限など見守り機能も設定可能なので、お子様に持たせるスマホとしておすすめです。

トーンモバイルのお得なキャンペーン情報
トーンモバイルでは2022年2月24日から、シニア向けのキャンペーンを展開しています。最大1年間月々基本料金ゼロ円になるキャンペーンです。
対象は60歳以上の方で、今回スマホデビューする人たちです。ただし条件がいくつか設けられているので、それを理解したうえで申し込んでください。
まずMNPで申し込みをする方が対象です。そのうえで月間のデータ通信量が、300MB未満の方だと対象です。300MB以上になると月々1,100円(税込)かかってしまいます。
こちらのキャンペーンは2022年7月31日までの予定です。携帯料金をできるだけ節約したいシニアの方は、この期間中に申し込んでみましょう。
トーンモバイルの料金プラン
格安SIMに乗り換えるにあたって、月々どの程度の費用がかかるか気になるところでしょう。AndroidとiPhoneの2種類のプランがあるため、ここで詳しくみていきます。
Androidの料金プラン
Androidの料金プランは以下のとおりです。
プラン(月々・税込) | 1,100円 |
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通話料金(税込) | 090音声通話
TONE・IP電話アプリ
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iPhoneの料金プラン
iPhoneの料金プランは以下のとおりです。通話料金の仕組みが、Androidプランとは若干異なります。
プラン(月々・税込) | 1,100円 |
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通話料金(税込) | 11秒/30秒 |
オプション
トーンモバイルでもさまざまなオプションを、任意でつけられるようになっています。ただしAndroidとiPhoneプランでラインナップが若干異なるため、注意してください。
Androidプラン |
(いずれも税込) |
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iPhoneプラン |
(いずれも税込) |
音声通話かけ放題オプションは1回あたり5分以内です。AndroidのTONE IP電話かけ放題オプションは、1回あたり10分以内で回数無制限にて通話料無料です。
Androidの安心パックは遠隔操作などの、必要なサポートの受けられるオプションになります。iPhoneのつながる端末保証は、修理が無料になるサービスです。
iPhoneのあんしんインターネットオプションは、高度なフィルタリングサービスです。通常のフィルタリングは無料になります。
トーンモバイルのメリット
トーンモバイルのメリットについてまとめました。TONEファミリーなど、独自のサービスを展開していて人気です。
トーンモバイルの見守り機能「TONEファミリー」
トーンモバイルの特色で見逃せないのが、TONEファミリーです。家族の見守り機能で、2017年のグッドデザイン賞や東京都の推奨も受けているサービスとなります。
自撮り被害防止
子どもがスマホにまつわる事件に、巻き込まれるケースがあるでしょう。そのなかでもしばしば報道でも取り上げられるのが、自画撮りを送信させ脅迫も受けるパターンです。
TONEファミリーに入っていれば、自画撮りの被害を未然に防止できます。裸などの問題のある画像を、AIが自動的にブロックされます。

GPSで現在地を確認
GPSによる見守り機能も搭載されています。対象の家族が今どこにいるのか、電車やバスを使って移動しているかなど、逐一その状況を把握できるシステムです。
学校や学習塾など目的の場所に到着すると、AIが検知します。そして保護者にその情報がリアルタイムで通知されるので、安全に到着できたかすぐに把握できます。
利用時間・アプリ制限対応
子どもがスマホの見過ぎで、依存症になってしまうケースもあるでしょう。TONEファミリーでは、スマホの使用制限がかけられるので、家族のスマホの使い過ぎを防止できます。
細かな設定のできるのも、TONEファミリーの魅力のひとつです。利用禁止の時間は30分単位で設定できるうえに、特定のアプリの閲覧禁止も可能です。
SNSいじめ対策も可能
子どもの間でも広くスマホが普及した結果、問題も生じつつあります。近年社会問題化しているのが、SNSいじめです。
自分の子どもが知らず知らずのうちにSNSでいじめられていた、ということもありえます。そこでおすすめしたいのが、TONEファミリーが提供する「Oneファミリー」というアプリです。
Oneファミリーは家族とだけ、SNSのやり取りのできる機能です。こちらを利用すれば、SNSの利便性を損なうことなく、SNSいじめから子どもを守れます。
スマホビギナーでも使いやすい
格安スマホは料金こそ安いけれども、サポートがさほど充実していないので、不安という人もいるでしょう。トーンモバイルはサポート体制が充実しているので、ビギナーでよく分からない方でも安心です。
まず、日本各地に100ヵ所以上の店舗を展開していて、こちらで相談できます。これだけの店舗を展開しているMVNOは、ほかにはなかなかないでしょう。
また、電話によるサポートデスクも充実しています。なにかスマホを使っていて困ったことが起きても、電話オペレーターに手軽に相談できるのも、メリットといえるでしょう。
5分以内なら音声通話がかけ放題のオプション
格安スマホのユーザーのなかにはデータ通信だけでなく、音声通話も楽しみたいという人もいるでしょう。トーンモバイルでは、音声通話かけ放題オプションをつけられます。
音声通話かけ放題オプション、は090/080/070で始まるケータイの番号に、1回あたり5分間通話料無料です。月々770円(税込)で何度電話をしても、5分以内なら通話料はかかりません。
Androidプランで契約すれば、IP電話のかけ放題オプションを付けられます。こちらはインターネットのIP電話であれば、月々550円(税込)で1回10分間の通話料が、無料になるオプションです。

トーンモバイルのデメリット・注意点
トーンモバイルにはメリットの一方で、注意すべきポイントがあります。以下の注意点について、契約する前に検討してみてください。
端末購入が基本
トーンモバイルの場合、端末+SIMカードのセットで購入するのが基本です。ほかの格安スマホにありがちな、SIMカードだけの購入はできないので注意してください。
たとえばまだ使える端末が手元にある場合、もう1台購入しなければなりません。初期コストで損する恐れがあるため、契約する前に頭に入れておきましょう。
また、購入できる端末の選択肢がないのも注意点のひとつです。2022年3月時点で購入できるのは、TONE e21 rev.2のみです。

動画視聴の際にはチケットを購入しなければならない
トーンモバイルはデータ通信だと無制限です。しかし動画については例外で、チケットを購入しないと視聴できないので注意しましょう。
動画チケットの料金はコースによって異なります。それぞれ税込・1GB当たりAndroidが330円、iPhoneが370~490円です。動画をしばしば視聴する人は注意した方がよいでしょう。
また動画チケットには、有効期限が設けられています。購入日を含め31日経過すると、無効になってしまいます。

最低利用期間と違約金に注意
TONEモバイルは大手キャリアと同じような最低利用期間があるため、契約する前に注意しましょう。最低利用期間は24ヵ月です。
もし24ヵ月未満で解約した場合、違約金が発生します。違約金は9,800円(非課税)になっていますので、決して安くはありません。

通信速度があまり早くない
トーンモバイルはデータ通信だと動画を除き、無制限で利用できるのがメリットです。しかしユーザーの間では、通信速度に不満を抱く方も少なくないといいます。
トーンモバイルの場合、NTTドコモの回線を間借りする形でサービス提供しています。このためNTTドコモと比較すると、若干通信速度が遅めといわれているのです。
口コミサイトの意見などをみてみると、とくに昼間と夜間に速度がガクッと落ちる傾向がみられます。昼休みや仕事終わりで、ネットにアクセスする人が増加するので混み合うからです。
その他の時間帯はそれなりの速度を確保できています。混雑する時間帯を避けてネット通信するか、混み合うときにはWi-Fiを利用するのも一考でしょう。
まとめ
トーンモバイルはわかりやすい料金体系で、データ無制限で基本料金は1,100円(税込)というのが魅力です。
あまり携帯料金をかけたくないと思っている人は要チェックでしょう。また見守りオプションが充実しているのも、おすすめの理由です。
子どもが巻き込まれる事件を未然に防ぐ機能が複数搭載されているのは、親御さんにとっては見逃せないでしょう。一方で動画はデータ無制限の対象外で、チケットを購入しなければいけません。
また通信速度もあまり速くないという意見がみられるので、こちらも注意しましょう。
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