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子どもの肌に“白いプツプツ” 「水いぼ」は放置すると“危険な場合”も【皮膚科専門医・監修】

オトナンサー

美容・健康

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子どもの「水いぼ」はどうすれば…
子どもの「水いぼ」はどうすれば…

子どもの「水いぼ」はどうすれば…子どもの「水いぼ」はどうすれば…

 子どもの幼稚園や学校で「プールが始まる前に水いぼを治しておいてください」と言われ、慌てて皮膚科を受診するという家庭は少なくありません。「水いぼ」は子どもに多いウイルス性の皮膚感染症で、放置していても自然に治ることがありますが、一方で広がったり、かゆみでかき壊してしまって、悪化することもあります。そこで、皮膚科専門医の慶田朋子さんに、水いぼの正体や治療の考え方、プールとの関係について聞きました。

子どもは「肌同士の接触が多い」

Q.まず、「水いぼ」とは、どんな病気なのか教えてください。なぜ、子どもに多いのでしょうか。

慶田さん「水いぼは『伝染性軟属腫ウイルス』による皮膚感染症で、皮膚の小さな傷などから感染します。主な感性経路は、接触感染です。感染すると、表面につるっとした光沢がある、小さなイボ状のできものが現れます。大きさは直径約1~5ミリ程度で丸く、中央に白い芯が見えることもあります。

強いかゆみや痛みはありませんが、かいてつぶれたり自然に脱落したりしたイボが他の皮膚につくと、またその場所に感染して次々と増えていくのがイヤなところです。

子どもは皮膚のバリア機能が未熟で、肌同士の接触が多いため、感染しやすい傾向があります。かき壊すことで周囲に広がりやすくなるため、かゆみを我慢するのが難しい年齢ではさらに感染しやすくなります」

Q.プールに入ると水いぼはうつるのでしょうか?

慶田さん「水いぼ自体は、水に入っただけでうつるわけではありません。実際には、肌同士の接触やタオルの共用などが主な感染経路です。ただし、プールの授業では肌が露出し、接触の機会が増えるため、学校や園が“事前に治療を”と案内することがあります。

医師の間でも対応は分かれますが、治療するメリットは『他への感染源になる』『見た目で拒否感をもたれる』『プールに入れない』といった問題を回避できることです。水いぼの数が少ないうちに治療してしまうのがよいのではないでしょうか」

Q.水いぼは自然に治ると聞きますが、治療したほうがいいのでしょうか?

慶田さん「半年~3年ほどで自然に治るとされますが、個人差が大きく、治ったと思っても数週間後に新たに出てきたりもします。特に、かゆみでかき壊す、アトピー性皮膚炎がある子は悪化しやすいため、治療したほうがよいでしょう。かいてしまった水いぼから、とびひを起こす可能性もあります。

水いぼの治療は、ピンセットで取り除く方法が一般的です。痛みが少なく済むように、局所麻酔入りのテープを使うことが多いです。その場合、麻酔が効くように処置の1時間前に貼る必要があるので、診療に時間がかかります。痛みや恐怖心を感じることも多いのが難点です。

対して、2026年2月、塗り薬によって水いぼを取るという画期的な薬剤が保険適用になりました。『ワイキャンス外用液0.71%』は、水いぼのまわりの細胞をゆるめて水ぶくれにし、ウイルスを含んだ細胞をカサブタとして自然に排出させます。医療機関で医師または看護師が3週間ごとに患部に塗布し、自宅で16~24時間後に石けんと水で洗い流すだけです。治療に時間がかかりますが、痛みがなく水いぼがとれるのは、小さい子どもの治療にあたって朗報といえます。

まずは痛くない外用薬で水いぼの数を減らし、我慢できる程度の数になったらピンセットで取る、というように組み合わせる治療も検討できます。ただ、“プールが始まるまでに”と急ぎであれば、ピンセットで取り除く方法が早いです。

水いぼを放置する場合も、予防としても、大切なのは肌を清潔に保つ・保湿するといったスキンケアが第一です。また、湿疹や小さな傷を、かき壊さないようにすることも大切です。身近に感染者が出た場合は、入浴の順番を変え、タオルを共有しないなど、直接肌が触れないように注意してください」

 水いぼの感染は、プールそのものが原因ではなく、接触の多い環境で広がりやすいのが特徴です。自然に治ることもありますが、数が増える・かゆみが強い・学校や園の方針がある場合は、早めに皮膚科で相談するようにしましょう。

オトナンサー編集部

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