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医療現場でウェアラブル端末人気 手を使わずに済むニーズは高い

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ライフ・美容

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スマートウォッチの需要が広がるか(写真はイメージ)
スマートウォッチの需要が広がるか(写真はイメージ)

医療機関でのIT技術活用は、医師や看護師、患者らに多くのメリットをもたらす。最近は人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)による、さまざまな研究や実証実験が行われている。

ウェアラブル端末も、そのひとつ。健康管理に役立てられる機器としては知られているが、別の用途でも実用化が進んでいる。

清潔の手袋をしていても通話可能

スマートウオッチ――。腕時計型のウェアラブル端末は、米アップルをはじめとするメーカーが製品化した。スマートフォン(スマホ)と連動し、通話やメールといった基本機能のほか、運動時の心拍、歩数計、消費カロリー、睡眠といったヘルスケアやエクササイズに関連する数値の測定や記録ができる。商品化が実現した当初、話題性は大きかったが、スマホに比べると市場シェアはこれまで今ひとつ伸び悩んでいる。

だが、常に身に着けていられるスマートウオッチの特性を生かす使い方が、病院で始まった。神奈川県の新百合ヶ丘総合病院で2017年11月20日、国内で初めて医師と看護師に米アップルの「アップルウオッチ」が導入された。発表資料では、「両手が使えるために特に救急医療の現場などで活用が期待されます」と書かれている。

この様子は、同日放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で紹介された。院内での電話のやり取りも、腕時計の画面に軽く触れるだけで通話ができる。救急センター長は、「清潔な手袋をしているときに通話ができるので便利」と話した。従来は電話がかかってくると、看護師にスマホを耳元で持っていてもらわねばならなかった。

従来、病院での電話連絡はPHSの使用が主流だった。「埋込み型心臓ペースメーカーの電波障害を考慮して」だ。だが2014年に携帯電話の使用が解禁され、利便性の点からも今回の導入につながったという。

ネームプレート状の機器が3か国語を翻訳

近年増加している外国人患者の対応にも、ウェアラブル端末の利用が想定されている。富士通研究所は2017年9月10日、手で触れずに操作可能な音声翻訳端末の開発を発表した。

同研究所では2016年、据え置き型のタブレット音声翻訳端末を使い病院で実証実験を行った。病棟での看護の際など両手がふさがっている場面が多いことが判明し、「ハンズフリー」のニーズが高いと分かった。

今回開発された機器は薄く四角い形状で、ネームプレートのように胸元に装着。クラウド上にある音声翻訳サーバーを通じて、患者や医師、看護師の言葉を訳す。対応する言語は日本語、英語、中国語で、11月から東大病院を含む全国の医療機関で実証実験を開始。2018年度中の実用化を目指すとしている。

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