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なぜここに? 森の中に現れる100年前の洒落た西洋風「駅舎」 神々しさ漂う“廃線”とは

乗りものニュース

ライフ・美容

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半世紀以上前に廃駅となった北海道旭川市の「神居古潭駅」。この駅舎は現在、サイクリングロードの休憩場として生まれ変わっています。なぜこのような変身を遂げたのでしょうか。

1969年に廃駅

 北海道の旭川市神居町には国鉄函館本線の「神居古潭駅(かむいこたんえき)」がありました。この駅は1969年に廃駅。半世紀以上たった今、実はこの駅舎が別の形で活かされています。

Large 11神居古潭駅(乗りものニュース編集部撮影)。

 神居古潭駅が運用を開始したのは1903年のこと。空知太(現在の滝川)から旭川まで鉄道が開通した数年後に、簡易停車場として設置されたのがこの駅の始まりです。いまも残る西洋建築風のこぢんまりとした駅舎は1910年に完成し、大正末期から昭和初期にかけて増改築が行われたと推定されているそうです。

 駅の廃止は、この前後の区間(納内~伊納)がトンネルによる別線に付け替えられたためでした。役目を終えるも、「典型的な小規模駅舎建築であると同時に、明治期における西洋建築意匠導入時の特徴を残す数少ない現存例」(旭川市)であり、その駅舎は貴重なものだったとされています。

 このことから1989年、廃駅時の姿形をもとに復元を実施。同年には、旭川市の指定文化財に指定されています。

 現在、神居古潭駅はサイクリングロードの休憩場として機能しています。

 駅舎へは、景勝地となっている神居古潭の駐車場からも行くことができ、吊り橋を渡った丘の上に、ひっそりと位置しています。駅舎は、赤い屋根とグリーンの壁が特徴の木造のもの。舎内は木目調でベンチが並ぶ様子はまさに「駅」ではあるものの、列車ではなくテーブルや駅の歴史などが記された看板が、訪れる人を迎えています。とはいえ、駅舎から出て右手には、SLが3両縦に並ぶように静態保存されています。

 駅の裏手にはホームらしき台もあり、そこには白地に黒文字で描かれた駅名標、名所案内も掲げられています。一方線路であったであろうところは、舗装された道路に。ホームらしき高台を降りたところには、「自転車専用」の標識も設置されていました。

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