ウェブメディア「マッチングアプリ大学」を運営するネクストレベル（横浜市西区）が、Z世代の男女を対象とした「Z世代の恋愛・結婚観」に関する調査を実施。その結果を発表しました。
生活のペースを崩したくない？
調査は2024年2月16日から3月3日、18～28歳の未婚かつマッチングアプリの利用経験がある男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計253人（男性99人・女性154人）から有効回答を得ています。
まず、全回答者に「恋愛が『面倒』と感じるか」について聞いたところ、「とても面倒」と「やや面倒と感じる」を合わせると、男性が62.6％、女性が67.5％と、いずれも6割を超える結果に。男女ともに、恋愛への意欲は高くないようです。
では、Z世代の女性が恋愛を「面倒くさい」と感じる理由とは、どのようなものなのでしょうか。
「恋愛が面倒」と回答した女性に理由を聞いた結果、1位となったのは「ひとりが気楽」（58.7％）でした。コメントでは、「ひとりでいるときの方が楽しいから（10代）」「ひとりでいる時間を確保しないとストレスがたまり、体調に影響が出るため（20代）」といった声が寄せられています。
次いで、2位「自由な時間が減る」（56.7％）、3位「お金がかかる」（37.5％）と続く結果に。「周りに独身が多く、休みの日は友人と過ごす時間にあてているため他に使う時間がもったいない（20代）」「自分の中での生活のルーティンが決まってしまっているので、それを崩したくない（20代）」「デートをするにはお金がかかるし、おごってもらうのもすごい申し訳なく思う（20代）」「デート費や記念日やイベントでのプレゼント代など、何かとお金がかかるようになることが嫌だから（20代）」など、リアルなコメントが多数。中には「推し活をしてるときがいちばん楽しいから。あまり恋愛に対して興味がない」（20代）といったコメントもあったといい、自分の大切な時間が侵され、生活のペースが崩れることを快く思わない人が多いことがうかがえます。
なお、将来の結婚願望についても聞くと、女性は「結婚したい」が36.4％、「いい人がいれば結婚したい」が43.5％、「結婚はしたくない」が20.1％となりました。全体の8割近くの女性が、結婚については前向きに考えているようで、同社は「（Z世代は）いい人がいなければ『恋愛も結婚しなくてもいい』というくらい、自分の価値観に忠実で自分らしい生き方を好むのかもしれません」とコメントを寄せています。
オトナンサー編集部
