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フランス“皿まわさない”空飛ぶレーダー基地の購入を決定! 自国開発ではなく既存機で

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実績は高いサーブ製の機体

  スウェーデンの防衛企業であるサーブは2025年12月30日、フランス国防調達庁と契約を締結し、空中早期警戒管制機(AEW&C)「グローバルアイ」2機を納入すると発表しました。

Large figure1 gallery1フランス航空宇宙軍の空中早期警戒管制機であるE-3F(画像:フランス軍事省)

 受注額は約123億スウェーデンクローナ(約2000億円)で、納入は2029年から2032年にかけて行われる予定です。なお、この契約には、さらに2機を追加購入できるオプションも含まれています。

 空中早期警戒管制機とは、通常の戦闘機や輸送機に搭載されるものよりも強力な広域探知レーダーを備え、高高度を飛行しながら敵の攻撃が及びにくい戦線後方でパトロールや航空戦の指揮を行う機体です。その役割から「空飛ぶレーダー基地」とも称されます。

 フランス空軍ではこれまで、ボーイング707をベースとしたE-3「セントリー」4機を空中早期警戒管制機として運用してきました。しかし、原型機の初飛行は約50年前にさかのぼり、フランスが導入した機体も1990年代のものであることから、特に整備面で多くの課題を抱えています。このため、グローバルアイはE-3の後継機として導入されると見られています。

 E-3との大きな違いとして、グローバルアイには機体上部に円盤状のレドーム(レーダーなどのセンサーを収めた装置)が装備されておらず、その代わりに細長い板状のセンサーが搭載されている点が挙げられます。

 なお、E-3は北大西洋条約機構(NATO)でも共同運用されています。NATOでの共同任務を考慮すると、同型の後継機を導入する方が望ましいものの、後継候補とされていたE-7「ウェッジテイル」は、多数の導入を予定していたアメリカでプログラム自体に疑義が呈され、2025年6月には26機の調達中止が発表されました。これにより、NATOの方針も転換される可能性があります。

 なお、イギリスはすでにE-7の導入を開始しており、ドイツはグローバルアイの導入を検討しています。

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