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米軍の“ベテラン対地攻撃機”A-10 半世紀超で「新機能」装備! 急きょ必要になった理由とは

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アメリカ軍の給油機事情を反映か?

 アメリカ空軍の予備役司令部試験センター(AATC)は2026年4月7日、A-10「サンダーボルトII」にプローブ・アンド・ドローグ方式の空中給油能力を導入したと発表しました。

Large figure1 gallery1パイプ状の受油装置「プローブ」を装備したA-10(画像:AATC)

 公開された画像によると、プローブ・アンド・ドローグ方式に対応したA-10は、機首部分にパイプ状の受油装置「プローブ」を装備しており、給油機から伸びる給油ホースの先端に取り付けられた漏斗状のバスケット「ドローグ」に差し込める構造になっています。

 A-10は本来、フライングブーム方式で空中給油を行います。この方式では、給油機が尾部に設置されたブームを操作し、A-10の機首上部にある燃料口(リセプタクル)に接続して給油します。

 今回の給油方式変更の背景には、最新空中給油機であるKC-46「ペガサス」の認証遅延があります。

 同機は視覚システムの不具合などにより、A-10への安全な給油が困難と判断され、結果的に旧式のKC-135「ストラトタンカー」に依存せざるを得ない状況です。しかし、KC-135も老朽化が進み、段階的に機体数が削減されているため、KC-130などプローブ・アンド・ドローグ方式に対応する機体からも給油できるよう、A-10の改造が試みられました。

 A-10は約50年間にわたり運用されており、近年は退役に向けて機体数を段階的に減らしています。しかし、今年2月末に開始されたイラン攻撃作戦「エピック・フューリー」では、A-10が空中待機として使用され、3月にはイラン軍の高速艇攻撃に投入されたことがアメリカ中央軍の発表で明らかになっています。

 このため、短期間でも作戦能力を維持する必要があり、F-35などによる対地攻撃任務の代替が可能になるまで、低コストで運用を維持する手段としてプローブ装備が導入されました。ただし、ブーム方式とは給油方法が大きく異なるため、パイロットには新たな訓練が必要になるとみられます。

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