日本を代表する観光地として有名な伊勢神宮。
強力なパワースポットでもあることから、年末年始の休みに夫婦やカップルで出かける予定を立てている人もいるのではないでしょうか?
しかし、伊勢神宮は「男女で行ってはいけない」といわれることがあります。
この記事では、伊勢神宮に男女のカップル・夫婦で行かない方がいいといわれる理由を紹介します。
■伊勢神宮に男女で行ってはいけないとされる理由
伊勢神宮は、三重県伊勢市にある日本を代表する神社です。「お伊勢さん」と親しみを込めて呼ばれ、毎年多くの人が参拝に訪れています。
しかし、そんな伊勢神宮には「夫婦やカップルで行ってはいけない」というジンクスがあります。なぜこのような話が囁かれるようになったのでしょうか。
◇(1)天照大御神が嫉妬してしまうから
伊勢神宮の本宮で祀られているのは、「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」という女性の神様です。
日本には多くの神様がいますが、天照大御神はその中で最も高い位に位置する神様とされています。
「伊勢神宮に男女で行ってはいけない」といわれるのは、「天照大御神が女性に嫉妬する」という言い伝えがあるためです。
ただし、これは伊勢神宮に限った話ではなく、「女性の神様が嫉妬するから行ってはいけない」といわれる神社は全国各地にたくさんあります。
昔から伝わるうわさ話やジンクスのようなものだと考えてよいでしょう。
太陽神と巫女の性格をあわせ持ち、国の平穏を見守る徳の高い神様である天照大御神が、男女の仲に嫉妬するような狭い心の持ち主とは考えづらいため、この説は迷信であるといえるでしょう。
◇(2)男性が遊郭へ行くために言い訳をしたかったから
伊勢神宮には、「内宮」と「外宮」の2つの神宮がありますが、かつてその間には大きな遊郭があったといわれています。
しかし、伊勢神宮へ参拝に来た男性が遊郭で遊んで行くためには、家族連れや恋人連れだと都合が悪いですよね。
そのため、「伊勢神宮は女の神様で嫉妬するから、カップルや夫婦で行ってはいけない」といううわさ話を考えたという説があるようです。
「遊びに来てほしい遊郭側」と「羽を伸ばして遊びたい男性側」が考えた都合の良い迷信だったのかもしれません。
■あくまでも迷信。重く受け止めずに好きな相手とお参りしよう
いかがでしたか?
あくまでうわさ話やジンクスのようなものに過ぎず、本当に男女で行ってはいけないというものではありません。
むしろ、男女で行くか否かよりも、参拝の手順を守らないことの方が失礼にあたります。
以下の記事では、伊勢神宮へ参拝に行く際の参拝作法を紹介しています。行く予定がある方はぜひチェックしてみてください。
伊勢神宮に夫婦で行ってはいけない理由とは? やってはいけないことも紹介
(マイナビウーマン編集部)
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