夏に傷んだ髪を修復するには?(画像はイメージ)
主に度重なるブリーチで髪色や髪質が落ちる「ヤンキー髪」は、夏の紫外線や海水によるダメージでも起きるケースがあります。秋に向けてヤンキー髪を「ツヤ美髪」に戻すのに適したカラーリングや、ツヤ美髪の色落ちを防いで長続きさせる方法について、美容室「Grace Avenue」(東京都港区)サロンマネジャーで美容師の原木佳祐さんに聞きました。
パサパサ「ヤンキー髪」の内部はどうなっている?
Q.8月後半、紫外線や海水で色が抜け切ってキンキン、パサパサのヤンキー髪になってしまった髪の内部は、今どういうダメージ状態になっているのでしょうか。
原木さん「いわゆるヤンキー髪というのは、髪の栄養分であるタンパク質や油分と、黒いメラニン色素が抜けきってしまっている状態です。野菜に例えると、たとえば水々しくツヤやハリがあるキュウリでも、水分が抜けるとシワが寄ってきます。
さらに放置すると色が変わって見るからに傷んだ見た目になりますが、この状態から元に戻すのはほとんど不可能ですよね。傷んだ髪も同様で、キンキン、パサパサのヤンキー髪になってしまうと、戻すのがなかなか難しいですね」
Q.モカブラウンやラベンダーベージュといったカラーがダメージを隠して髪をツヤっぽく見せることができるという情報もありますが、これらのカラーはどのようなメリットがあるのでしょうか。
原木さん「『モカブラウン』は、コーヒー豆やカフェモカを思わせる柔らかく深みのあるブラウンです。赤みと黄みのバランスが良いので傷んでいるように見えにくく、褪色しても明るくなりにくいという利点があります。
『ラベンダーベージュ』の方は、まろやかなベージュに淡い紫色を加えたカラーです。透明感やツヤ感が出て、こちらもキンキンの黄みや傷みを感じにくいカラーとなっています。
肌の血色から言えば、モカブラウンはどちらかというとイエベ、ラベンダーベージュはブルベに合うとされています。ただし、パーソナルカラー診断では明度・彩度も考慮する必要があるため、できれば担当の美容師に相談してみてください。
一般的には、ベージュ系はイエベスプリング、アッシュ系やピンク系はブルベサマー、ブラウン系はイエベオータム、レッド系やバイオレットはブルベウィンターといった系統が似合うといわれていますね」
Q.せっかく秋を先取りしてきれいなツヤ髪に戻しても、夏のダメージのせいで色落ちが早い気がします。サロン帰りの髪色を少しでも長くキープするための、8月下旬から9月にかけてどのようにケアをすればよいのでしょうか。
原木さん「秋カラーを長くキープするには、ケアの方向性を夏から転換する必要があると思います。
夏は特に紫外線や汗、冷房、海水や塩素といった、外的要因によるダメージから守るためのケアが大事です。対して秋は、夏に受けたダメージの修復や回復を重視すべき季節なんですね。
例えば夏は皮脂や汚れを落とせる、洗浄力がある程度強いシャンプー剤が適していますが、乾燥し始める秋に差し掛かると徐々に保湿寄りの種類に切り替える必要が出てきます。
他にも、集中ケアの回数を週1回から週1.5回〜2回に増やすとか、ヘアオイルの量を夏よりも少しずつ増やすといった、水分・タンパク質補給、内部修復ケアにシフトしていきましょう。環境からのダメージが少なくなる分、色落ちの原因となりやすい傷んだ髪の補修、回復期間に充てていくことが大切です」
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「ヤンキー髪」の状態になってしまっても、モカブラウンやラベンダーベージュなどのカラーリングである程度カバーすることはできるようです。ただし内部で夏の間のダメージが蓄積していることには変わりないため、季節の変わり目とともにヘアケアの方向性も補修寄りに変えた方が、ツヤのある髪色を長続きできる可能性があるということです。
オトナンサー編集部
