自爆ドローンを迎撃するドローン
産業用ドローンソリューションや運航管理システム(UTM)を提供するテラドローンは2026年8月25日、防衛装備庁が実施する「迎撃ドローン早期取得プログラム」において、同社が開発した国産迎撃ドローン「Terra B1」が実証試験を通過し、次の段階である量産フェーズへ移行したと発表しました。
実証試験を単独通過した「Terra B1」(画像:テラドローン)
Terra B1は、主に「シャヘド136」のような、長距離を自律飛行し、目標に対して自爆攻撃を行う一方向攻撃型ドローンを撃墜するために開発された機体です。
こうしたドローンを対空ミサイルで撃墜すると費用対効果が低いため、防衛側では、低コストかつ安全で、持続的な大量運用にも対応できるソリューションとして、迎撃ドローンの活用が進められています。
Terra B1は、38社から寄せられた提案の中から2026年7月に実施された実証試験の供試器材として選定され、今回、その実証試験を単独で通過しました。
防衛装備庁によると、募集開始から契約締結まで約3カ月という、これまでにない短期間で事業が進められたとのことです。同庁は「変化する脅威に対応するため、防衛装備庁は今後も『スピード』を重視した装備調達に挑戦していきます」と発表しています。
Terra B1のベースとなったTerra A1は既に連結子会社のアメイジングドローンなどが、2026年4月17日からウクライナ国内での実運用をサポートしています。射程約30km、最大速度300km/hとされており、すでにウクライナの防空戦における迎撃実績もありシャヘド136型のドローンを撃墜する様子を収めた映像が公開されています。
