漫画「最重度のアトピーだった私が、人権を金で買った話」のカット(ユイザキカズヤさん提供)
漫画家、イラストレーターのユイザキカズヤさんの漫画「最重度のアトピーだった私が、人権を金で買った話」が、Xで合計7万9000以上の「いいね」を集めて話題となっています。
長年、最重度のアトピーを患っている作者。さまざまな方法を試してきましたが思うような改善は見られず、この状態がずっと続くのだろうと感じていました。そんなある日、アシスタントからある話を聞いて…という内容で、読者からは「私も同じ薬に救われました」「いつか治る薬が開発されますように…」「アトピーの人の気持ちがとても理解できました」などの声が上がっています。
睡眠も入浴も苦痛…新薬がもたらした変化
ユイザキカズヤさんは、Xで漫画などを発表しています。2016年に「ノーゲーム・ノーライフ、です!」(KADOKAWA)、2023年に「おんなのこのまゆ 昭和式メイド閑話抄」(竹書房)を出版しました。ユイザキカズヤさんに作品について話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
ユイザキカズヤさん「絵自体は小さい頃から描いていましたが、漫画を描き始めたのは20歳くらいのときです」
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
ユイザキカズヤさん「いろいろな闘病エッセー漫画がある中、『そういえば重度アトピー当事者のエッセー漫画ってないな』と思ったことがきっかけです。また、アトピーの苦しさや民間療法について、『いい薬が出ていることを伝えたい』という気持ちも大きかったです」
Q.学校に通うことが難しかった時期、どのようなことが支えになっていましたか。
ユイザキカズヤさん「漫画とゲームと絵を描くことです。現実を忘れさせてくれるので、それだけが心の支えになっていました」
Q.生活の中で特に大変だったことは何でしたか。
ユイザキカズヤさん「やはり睡眠とお風呂ですね。漫画の中で描いていないものですと、ご飯を食べると体温が上がってかゆくなるのが大変でした」
Q.アシスタントさんが新薬を調べてきてくれたとき、どのような気持ちでしたか。
ユイザキカズヤさん「『えー? うそだー』という感じでした。今まで、いろいろ試してきてよくならなかったので、『アトピーに効く』という言葉に懐疑的で…。死ぬまで治らないと思っていたので、まさか生きている間にこんなにいい薬が出るとは思ってもみませんでした」
Q.アトピーの症状が落ち着き、これからやってみたいことは何でしょうか。
ユイザキカズヤさん「すでにやっていることなのですが、猫を飼い始めました。他には着られなかった服を着たり、遠出をしたり、山に登ったり…など、今までできなかったことに挑戦しています」
Q.今回の作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。
ユイザキカズヤさん「『私も同じ薬を使っていて、すごく効いています』『アトピーって甘く見ていたけど、こんなにつらいんだ…』などのコメントをいただいています。医療従事者の方や、アトピー以外の皮膚に出る病気(乾癬や魚鱗癬など)の方からも賛同をいただきました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
ユイザキカズヤさん「他にも病気で神経痛が残ったことがあるので、そちらもいつか描きたいです。後は皆さんを楽しませるイラストや漫画を描いていけたらいいな、と思っています」
オトナンサー編集部
