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【長ネギ】「風邪に効く」は根拠なし?  食べ過ぎの意外なリスク&注意すべき人の特徴とは

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長ネギを食べ過ぎたときのリスクとは?
長ネギを食べ過ぎたときのリスクとは?

長ネギを食べ過ぎたときのリスクとは?長ネギを食べ過ぎたときのリスクとは?

 鍋料理やそばの薬味など、さまざまな料理に使われるのが長ネギです。「風邪に効く」といわれており、冬だけでなく、寒暖差で体調を崩しやすい春にもぴったりの食材と言えますが、本当なのでしょうか。また、長ネギを食べ過ぎた場合、どのようなデメリットが生じる可能性があるのでしょうか。金沢駅前内科・糖尿病クリニック(金沢市)院長で、糖尿病専門医の小倉慶雄さんに聞きました。

「長ネギで風邪を予防」はエビデンスに乏しい

Q.そもそも、長ネギにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。長ネギを食べると風邪に効くといわれていますが、本当なのでしょうか。

小倉さん「長ネギの主な栄養素は次の通りです」

■白い部分(軟白部)100グラム当たり
エネルギー35キロカロリー、食物繊維2.5グラム、カリウム200ミリグラム、ビタミンC14ミリグラム、ビタミンK8マイクログラム。

低エネルギーで、食物繊維とカリウムを適度に含みます。

■青い部分(葉)100グラム当たり
ベータカロテン2200マイクログラム、ビタミンK120マイクログラム、ビタミンC44ミリグラム、カリウム320ミリグラム。

抗酸化ビタミンが多く、ビタミンKは白い部分より多いのが特徴です。

「風邪に効く」といわれていますが、タマネギ、長ネギで風邪を予防、治療できるというエビデンスは乏しいのが実情です。栄養補給にはなりますが、薬のような効果を期待するのは禁物です。

Q.長ネギの1日の摂取目安量について、教えてください。

小倉さん「長ネギの摂取量について、公式の上限量はありません。健康づくりの指針を定めた厚生労働省の「健康日本21(第三次)」では、1日当たりの野菜の摂取目安量は、350グラム以上と定められています。基本的に、青い部分は緑黄色野菜、白い部分は淡色野菜として多品目の中の一部として取り入れられています。

糖尿病の観点では長ネギは非でんぷん性野菜に分類され、食後血糖管理に組み込みやすい食品群です」

Q.長ネギを食べ過ぎた場合、どのようなリスクが生じる可能性があるのでしょうか。

小倉さん「主に次のようなリスクが生じる可能性があります」

■消化器症状(ガス、膨満、下痢)
長ネギを含むネギ属は、おなかの中で発酵しやすい糖質(FODMAP)の一種であるフルクタンが多く、過敏性腸症候群(IBS)などを招く原因となります。

■逆流性食道炎悪化の可能性
過去の実験では、胸やけ患者がタマネギを摂取したところ、逆流性食道炎の症状を悪化させた報告があり、個人差はあるものの、敏感な人は摂取量を控えめにするのが無難です。また、胃食道逆流症(GERD)がある人は、生の状態の長ネギの大量摂取を控えてください。

■まれにアレルギーが生じるケース
ネギやニラ、タマネギなどで即時型アレルギーや接触じんましん、アナフィラキシーを発症した事例がまれに報告されています。手荒れがある調理従事者などは注意が必要です。

■ワルファリンなど抗凝固薬を服用している人は注意
長ネギの青い部分は、血液を固める作用があるビタミンKが多く、薬の効果に影響を及ぼす可能性があります。ワルファリンの服用者は“避ける”のではなく、摂取量を大きく変動させないことが大切です。

■腎機能低下、高カリウム血症
長ネギのカリウム量は中等度ですが、慢性腎臓病で高カリウム血症の傾向がある場合は、摂取量を医師に相談してください。

■“ネギ塩だれ”などの味付けに伴う食塩過多
長ネギ自体の塩分はわずかですが、塩だれのような加工調味料は塩分が多く、注意が必要です。食塩の摂取量は1日7グラム以下が推奨されています。塩分の過剰摂取は尿道結石のリスクを上げるので、注意が必要です。

オトナンサー編集部

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