勢いよく吹っ飛ぶランチャー
アメリカの国防テック企業アンドゥリルは2026年9月3日、同社の小型ドローン「アルティウス600」の宣伝動画とあわせて、発射に“失敗”した動画をSNS上にアップしました。
アルティウス600の発射。2脚で斜めに立てた円筒形ランチャーから発射する(画像:アメリカ陸軍)
アルティウス600は全長1m、翼幅2.5mの多用途ドローンです。偵察や電子戦能力にくわえ、発展型の600M型は徘徊型弾薬として自爆攻撃能力を持ちます。本体重量12.2kgのアルティウス600は、円筒形の空気圧式ランチャーに搭載されており、これを斜めに立てることで発射します。
今回公開されたのは、このランチャーによる射出の失敗動画です。動画では2脚で立てたランチャーが、発射の勢いで後方に吹き飛ぶ様子が映されています。
これは無反動砲と異なり、後方が密閉された空気圧式ランチャーは、発射重量×射出速度に相当する力を反作用として受けるためと考えられます(厳密なエネルギー計算式はやや異なる)。
SNSへの投稿では、失敗動画に添えて「150回以上の発射。1年以内で達成。作り、試し、破壊し、改良し、繰り返す。兵士が使う準備ができるまで」とあり、製品開発の難しさ、そして達成したことへの自信を滲ませています。
アルティウス600は、ウクライナ軍へ2023年に支援パッケージの一部として供与されているほか、アメリカ軍でも2022年に特殊作戦軍が導入し、陸軍も2024年に調達契約を結んでいます。
