北朝鮮の海軍力がさらに強化へ
北朝鮮の国営メディアである朝鮮中央通信(KCNA)は2026年9月6日、新型駆逐艦「姜健(カン・ゴン)」の就役式が実施されたと報じました。
就役したばかりのミサイル駆逐艦「崔賢(チェ・ヒョン)」(画像:朝鮮中央通信)
就役式は、港湾都市の元山(ウォンサン)で、金正恩(キム・ジョンウン)総書記出席のもと行われました。金総書記は「今こそ、海上および水中における主権を行使する時だ」と述べたとされています。
「姜健」は、排水量約5000トン級の大型駆逐艦「崔賢(チェ・ヒョン)」級の2番艦で、2025年5月に行われた進水式で横転し、そのまま転覆した艦です。進水式の失敗の様子は衛星写真にも捉えられ、世界中で広く報じられました。
この事故について、金正恩(キム・ジョンウン)総書記は「犯罪行為」であり容認できないと厳しく非難し、自ら早急な修理を指示したとされています。その後、同艦は2025年6月に復旧を完了し、2026年6月から海上公試を実施していました。
「姜健」は姉妹艦「崔賢」とともに、北朝鮮海軍最大級の艦艇となります。巡航ミサイルや核弾頭を搭載可能な戦術弾道ミサイルの発射能力を有するとみられているほか、日本のイージス艦に搭載されているものと同様のフェーズドアレイレーダーとみられる装備も確認されており、高い艦対空能力を備えている可能性が指摘されています。北朝鮮は最終的に、同級艦を4隻建造する計画です。
また、両舷には機関砲や砲が配置されており、水上ドローンなどへの対策も施されているとされています。
なお、今回の就役に際して、同艦がすでに核兵器の運用能力を持っているかについては、公式な言及はありませんでした。
