値上がりする区間もあれば、値下がりする区間もあります。
長岡京市域のみ協議運賃を導入
阪急バス(画像:写真AC)。
阪急バスは2022年6月1日(水)より、京都エリアの一般路線バスにおいて、運賃を改定します。
これに伴い、対キロ区間制を導入するエリアの初乗り運賃が現行の170円から180円になるほか、以降の区間が20~40円値上がりします。なお、長岡京市域のみ協議運賃を導入することから、運賃は均一制へ変更となり、一律230円になります。これは、エリアを跨ぐ場合も適用されます。
運賃改定後、例えば阪急東向日~向日市役所前間を移動すると、大人片道で現行の170円から180円になります(1か月通勤定期の場合:7650円→8100円)。一方、阪急長岡天神~大山崎町体育館前間を移動すると、現行の260円から230円になります(1か月通勤定期の場合:1万1700円→1万350円)。
阪急バスは2019年5月にも運賃を改定していますが、その際は認可上限額での改定を見送っており、今回、その上限額まで改定したとのこと。理由については、今後も安全快適な輸送サービスを提供し、路線バス事業の経営健全化を進めるためとしています。
路線バスを取り巻く環境は厳しさを増しています。少子高齢化に伴う就業人口の減少などに加え、新型コロナウイルス感染拡大を契機としたリモートワークなどの進展によりバス利用が減少、収入も著しく減少しているといいます。