旬の「キュウリ」を夏に食べた方が良い理由とは?
夏に旬を迎えるキュウリは、水分が豊富でさっぱり食べられる人気の野菜。しかし、青臭さやシャキシャキした食感が苦手で、子どもがなかなか食べてくれないという声もよく聞きます。そこで今回は、キュウリの栄養や夏にうれしい効果、さらに子どもが食べやすくなる調理の工夫を、管理栄養士・上級食育アドバイザーの板垣好恵さんに聞きました。
余分な塩分の排出を助ける「カリウム」が入っている
Q.キュウリの栄養素と、夏にうれしい効果を教えてください。
板垣さん「きゅうりは約95%が水分でできている夏野菜です。栄養価が低いと思われがちですが、1本(約100グラム)あたり約200ミリグラムのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)の排出を助けるミネラルの一つです。
また、水分を豊富に含むため、汗をかきやすい夏の水分補給をサポートしてくれるのも特徴です。加熱せずにそのまま食べられるため、暑さで食欲が落ちている時でも取り入れやすく、サラダや浅漬けなどで手軽に楽しめます。シャキシャキとした食感とさっぱりとした味わいで、夏の食卓に取り入れやすい点も大きな魅力です」
Q.キュウリの栄養素を効率的にとる食べ方や、おすすめの食べ方も教えてください。
板垣さん「キュウリの栄養素を効率的にとるには、さっと洗って、シンプルに生のままサラダやあえ物にして食べるのがおすすめです。
脂質をほとんど含まない野菜のため、オリーブオイルやゴマ油などと組み合わせると満足感が高まります。また、ツナや蒸し鶏、卵などのタンパク質を含む食材と合わせることで、野菜だけでは不足しがちな栄養素も補いやすくなります。
おすすめは『キュウリとツナのサラダ』『キュウリと塩昆布のゴマ油あえ』『キュウリと蒸し鶏の中華あえ』などです。キュウリのシャキシャキとした食感がアクセントになり、組み合わせる食材によって食べ応えもアップできます。さっぱりとした味わいのため、暑さで食欲が落ちやすい時期の副菜としてもおすすめです」
Q.キュウリが苦手な子が食べやすくなるレシピを教えてください。
板垣さん「キュウリが苦手な子は、特有の青臭さが理由の場合が多いです。また、シャキシャキとした食感が苦手なこともあります。そんな時は、塩もみや加熱調理で風味や食感をやわらげるのがおすすめです」
■キュウリのツナマヨあえ
【材料(2人分)】
キュウリ1本、ツナ缶1/2分、マヨネーズ大さじ1、塩少々
【作り方】
(1)キュウリを輪切りにして、軽く塩もみする。
(2)水気をしっかり絞る。
(3)ツナ、マヨネーズ、塩を加えてあえる。
【ポイント】
塩もみをすることで青臭さがやわらぎ、食感も優しくなります。ツナのうま味とマヨネーズのコクが加わることで、キュウリが苦手な子でも食べやすくなります。
■キュウリと卵の中華炒め
【材料(2~3人分)】
キュウリ1本、2個分の溶き卵、ゴマ油小さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1/2、塩コショウ少々
【作り方】
(1)キュウリは薄切りにする。
(2)フライパンにゴマ油を熱し、キュウリをさっと炒める。
(3)溶き卵と鶏ガラスープの素を加え、卵が固まるまで炒め、塩コショウを振る。
【ポイント】
加熱することでキュウリの青臭さがやわらぎ、生とは違った食感が楽しめます。卵の優しい味わいで、子どもが食べやすい一品です。”
オトナンサー編集部
