尾翼に描かれた「AK」ってどこの部隊?
福岡県にある航空自衛隊築城基地に2026年10月19日、アメリカ空軍のF-22「ラプター」戦闘機が飛来しました。この動きは、同日に始まった日米共同統合実動演習「キーン・ソード27」に関連するものです。
福岡県の築城基地に配備されているF-2戦闘機(神 徹也撮影)
築城基地に降り立ったF-22は、アラスカ(Alaska)州のエルメンドルフ・リチャードソン統合基地に配備されているアメリカ空軍第3航空団に所属する機体で、垂直尾翼にはアラスカを示す部隊識別記号(テールコード)「AK」の文字が記されていました。地元カメラマンによると、この日に飛来したのは第一陣となる2機とのことです。
日米共同統合演習は1985(昭和60)年度以降、おおむね毎年実施されており、実動演習と指揮所演習を交互に行っています。実動演習としては今年で18回目を迎えます。
今回の演習は、日米双方の艦艇約40隻、航空機約260機、車両約6100両、そして人員約4万5000人が参加する大規模なものです。さらに、日米だけでなくオーストラリアやカナダ、フランス、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、フィリピンといった有志国の軍人も加わるほか、民間の空港や港湾も多数活用されます。
演習は10月29日まで行われる予定で、その間、F-22は日本側のさまざまな部隊と共同訓練を実施する模様です。また、20日以降はF-22の機数が逐次増える見込みです。
さらに、沖縄県の那覇基地に所在する航空自衛隊第9航空団所属の第304飛行隊(F-15戦闘機)も築城基地へ飛来するとのことです。
実はこの第304飛行隊、2016年1月に那覇へ移駐するまで、約38年間にわたって築城基地を拠点としていた部隊です。そのため、今回の築城展開は“久しぶりの里帰り”とも言えるでしょう。
なお、2年前の2024年に行われた前回の実動演習「キーン・ソード25」では、宮崎県の航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地に同じく米空軍第3航空団所属のF-22戦闘機が6機飛来し、各種訓練を行っていました。
