ドローン攻撃を受けたロシア軍の飛行場の衛星画像が公開
イギリス国防省は2026年10月16日、ウクライナ軍が無人機で攻撃したロシア南部アディゲ共和国のハンスカヤ飛行場の衛星画像を公開。ウクライナ軍がロシア軍のSu-35戦闘機とSu-34戦闘爆撃機を各1機、および弾薬庫の破壊に成功したとする分析を明らかにしました。
ロシア空軍のSu-35戦闘機(画像:ロシア国防省)
同飛行場への攻撃をめぐっては、ウクライナ保安庁(SBU)が10月4日、特殊部隊「アルファ」によるドローン攻撃で両機種と弾薬庫を破壊したと既に発表しています。今回のイギリス側の分析は、ウクライナ側の戦果発表を裏付ける形となりました。
イギリス国防省はSu-34が「ウクライナに向けて滑空爆弾を投下する任務に使用されている」と指摘。合わせて2026年9月29日にロシア極東でTu-95戦略爆撃機が墜落したことに触れ、ロシアは1週間のうちに航空機を3機喪失したとしています。
さらに、ロシア軍は2022年2月のウクライナへの全面侵攻後、累計で100機以上の軍用機を失ったと分析しています。
Su-35は、旧ソ連が開発したSu-27を発展させた単座の戦闘機で、空対空の制空任務のほか、対地攻撃も可能。ロシア空軍では、最新鋭の第5世代ステルス戦闘機であるSu-57の配備があまり進んでいないため、Su-35は重要な役割を担っています。
Su-34は強力な対地・対空攻撃能力を兼ね備えた複座型の戦闘爆撃機です。パイロットと兵器管制官が並列(横並び)で着座する独特のコクピットを採用し、簡易トイレや食品を温める保温装置も備えます。
なおSu-34に関しては、2026年10月15日未明、ロシア西部ヴォロネジ州ボリソグレフスク飛行場に駐機されていた機体がウクライナ軍のミサイル攻撃を受け、4機が撃破されたとみられており、損害が相次いでいます。
