侵攻以来、初めてのパレード
2026年8月24日、ウクライナは35回目の独立記念日を迎え、首都キーウ中心部において世界初となるドローン部隊によるパレードを実施しました。
フレシャーチク大通りを更新する地上ドローン(UGV)の車列。中央は国産地上ドローン「TERMIT」の武装型。その後方には機関銃搭載の「リスPRO」や輸送型地上ドローンが確認できる(画像:ウクライナ大統領府)
キーウを貫くフレシャーチク大通りではTERMITやリス、ドロイドなどの地上ドローンが行進し、ドニプロ川ではマグラ・シリーズやシーベイビーなどの水上ドローンが隊形を組んで航行しました。
さらに上空では、マルチコプター型のヘビーショットやヴァンパイア、シャーク偵察ドローン、モロク長距離攻撃ドローンによる編隊飛行が実施され、陸海空のドローン戦力が一堂に会するイベントとなりました。2022年のロシア軍による侵攻以降、ウクライナは軍事パレードの開催を見送ってきましたが、今回全く新しいかたちでの再開となりました。
あわせて、ゼレンスキー大統領は演説動画をインターネットで配信し、ドローン戦力がウクライナ防衛に果たした役割を強調しました。
「数万台の地上ドローンが最前線で活躍し、数千人の兵士の命を救っている。海上でもドローンが活躍し、敵の艦隊は今やスクラップへと変わりつつある。中距離攻撃ドローンが敵の補給線を断ち切り、長距離攻撃ドローンが経済を断ち切った。モスクワは、すでに数千回におよぶ我々の深部攻撃を受けている」(一部抜粋・編集部訳)
ウクライナは2024年に、陸海空軍から独立した「無人システム軍」を創設し、ドローンの導入と活用に取り組んできました。今回のパレードは、そのひとつの集大成といえるものでしょう。
