食料品の値上げラッシュが再びやってきた2023年2月。電気代の高騰もあり、家計はダブルパンチです。
厳しい家計状況の中、頼りになるのは"訳アリ"の商品。今回は、訳アリ食品スーパー「マルヤス」について紹介します。
なぜ安いのか?
「マルヤス」は、東京と埼玉合わせて6店舗展開しているスーパーですが、取り扱っている商品にはすべて訳があります。
訳アリの理由はバラエティに富んでいて、
・賞味期限切れ
・賞味期限がひっ迫している
・箱つぶれ、破れなどの破損
・旧パッケージ
・在庫過多
このように、何かしらの訳があって通常販売できない商品です。
しかし、この"訳あり"が節約したい人にとっては好都合。マルヤスでは、正規で販売できない商品を大幅に値引きして販売しています。
品揃えは、入荷の状況によるので日によって異なります。筆者が伺ったこの日(2023年2月中旬)は「じゃがいも」が特売でした。
安さの理由は、萌芽が出てしまっていること。価格は1箱で430円とスーパーでは考えられないくらいのお値段です。
じゃがいもは萌芽が出てしまっても、芽を取り除いて調理すれば問題なく食べられるので、家計的には大変助かります。
こちらのねぎは、葉先が少し枯れてしまっていたり、しなびてしまったりした商品。とはいえ、1本74円は安いですね。野菜の価格が高い今、助かります。
ラッキーなことに、この日はさらに大目玉の商品がありました。
イベリコ高級サラミが、大量入荷です。
通常なら500円はする商品が、期限が1日過ぎているというだけで8割引。普段使いできる食料品だけでなく、ちょっとリッチな食材もお安く買えるのも魅力のひとつです。
思わず二度見した「鏡餅」です。価格は税込20円!
通常価格は300円の商品が、約93%オフで販売されていました。「食べられるのに捨てたくない!」のPOPが心に刺さります。
ちなみに、生鮮食品や破格値の商品は、早めに売り切れてしまうことが多いそう。「お昼に入ってきて夕方までもたない」こともあるそうなので、記事の最後に紹介する公式Twitterなどの情報をチェックするのが有効です。
さて、訳アリと聞くと、どうしても賞味期限切れというイメージが強くなりますが、実はマルヤスに並んでいる商品は「期限が切れていないもの」も多くあります。
店舗スタッフに話を聞きました。
「スーパーの商品入れ替えで、場所をあけるためにマルヤスへ来るものや、通販で何度も持ち戻りになって、箱に伝票が貼られたため、正規で売れなくなったケース飲料もあります」
たとえば、これ。こちらのギフトセットは、スーパーで最後のひとつだった商品です。
商品入れ替えで「場所をあけるため」に、訳アリ品として、マルヤスへやってきました。もちろん、賞味期限はまだまだ先です。
ケース売りのドリンク類も、賞味期限切れではありません。ネットショッピングなどで結果的に受け取ってもらえなかった商品です。
このように、マルヤスには"期限は切れていないけれど訳がある"品もたくさん並んでいるのです。
目玉は店頭に出ている「訳アリ品」
マルヤスでは時々、店外に商品が並んでいることがあります。
店舗スタッフによると「実はお店おすすめのお買い得商品」とのこと。
筆者が取材に伺った日も、入口の前に「破損 訳アリ品」のワゴンが置いてありました。ラインアップはお茶やサプリメントなど、さまざまです。
「訳アリの理由は、箱つぶれや期限切れなどそれぞれです。破損しているのは外側だけなので、見た目を気にしない方は必見です」(スタッフ)
もっと賢く利用したい!
マルヤスに行ったら店内に掲示してあるPOPをチェックするのがおすすめ。
賞味期限が切れていない「アウトレット品」と「期限切れ特価品」は、賞味期限をひとつずつ確認しなくても、店内掲示のPOPで分かります。
・期限が切れていないアウトレット品・・・「マルヤス特価」(黄色のPOP)
・期限切れ特価品・・・「期限切れ超目玉!」(赤色のPOP)
割引額で言うと、もちろん「期限切れ超目玉品」の方が断然お得ですが、ストック用の食品が欲しい場合は、POPの色を参考にしてください。
もうひとつ。マルヤスは、店舗ごとの公式Twitterアカウントを運用しています。
品揃えや品数が毎日変わるため、公式Twitterで、その日の目玉・注目商品や、入荷予定などを配信しています。こちらは、店舗に赴く際の参考になりそうです。
SDGsの観点からも注目
こういったマルヤスの販売方法は、年間700トンの食品ロス削減にもつながっているといいます(公式サイトより)。これは約250万杯の白飯に相当する量です。
コロナ等の影響で予定外の滞留品を抱えて困っている業者へのアプローチにも積極的で、こういった活動が広く認知されはじめています。
2021年12月には、行き場を失った廃棄予定食品の再流通を通じた食品ロス削減と消費者啓蒙が評価され、マルヤスの運営会社「合同会社ファンタイム」が農林水産省より第9回「食品産業もったいない大賞審査委員会審査委員長賞」を受賞しています。
(筆者プロフィール)
三木 ちな
趣味は貯金、特技は節約のママライターです。業務スーパーは子どものころから通い続け、気づけば歴20年。時間があれば、人気ショップや飲食店のお得情報や裏ワザを探しています。
クリンネスト1級/節約生活スペシャリスト/整理収納アドバイザー2級
