朝に体を温める食べ物とは?(画像はイメージ)
朝晩涼しくなり、朝に温かい飲み物を飲む機会が増えた人も多いと思います。実は朝に温かい飲み物を飲むだけで、体に良い効果をもたらすことをご存じでしょうか。
温かい飲み物により体にどのような変化が出るのかや、朝に体を冷やしてしまう飲食物などについて、管理栄養士の松田加奈さんに聞きました。
温かい飲み物で代謝をアップ
Q.朝一番に温かい飲み物を取ることで、体内時計や基礎代謝、内臓の働きにどのようなメリットがありますか。
松田さん「朝一番の温かい飲み物は、睡眠中に下がっていた内臓の温度を上げてくれます。これが体内時計をリセットして、脳と体の覚醒スイッチが入るきっかけになります。すると腸の蠕動(ぜんどう)運動が始まり、内臓の血流が増えて基礎代謝が上がるのです。
内臓の温度が1度上がると、基礎代謝が10%上がるといわれています。これは発熱時などのデータであり、温かい飲み物でそのまま基礎代謝が10%増えることを意味するわけではありませんが、それでも、体温維持は代謝にとって重要で、消費カロリーがアップして太りにくくなるわけですね。
飲み方のポイントはゆっくり飲むこと。一気飲みはNGです。10分くらいかけて飲むことで、体幹がじっくり温まって、自律神経のバランスも整いやすくなります」
白湯に加えるのにおすすめの食材とは?
Q.白湯(さゆ)の効果を高めるには、どのような食べ物を加えるとよいのでしょうか。
松田さん「お手軽なのはショウガを白湯に入れることでしょうか。たくさん入れるとからいので、その点は注意です。白ごまは抗酸化作用のあるセサミンに加えて良質な脂質を含んでいます。鉄分やカリウムなどのミネラルが豊富な黒糖もおすすめです。血流が良くなり脳に血が回るようになります。
シナモンパウダーとクミンパウダーもおすすめです。シナモンパウダーは血流を良くする効果があり、冷えの改善のほかに血糖値を安定させる効果もあります。クミンパウダーには、内臓の動きを良くする効果があり、消化の促進や整腸作用があります。どちらもスパイスなので、まずは少量から試してみてください」
体を冷やす朝食とは
Q.朝の冷え性対策として、逆に体や内臓を冷やしてしまうNGな朝食を教えてください。
松田さん「氷を入れた水やジュースなど、キンキンに冷やした飲み物はNGです。温かい飲み物が苦手な人は常温でも構いません。朝食としては、生野菜サラダやフルーツも水分やカリウムが多いため、体を冷やしてしまう恐れがあります。消化器官がまだ十分に動いていないため、胃に負担がかかってしまうのです。野菜を取りたい場合はスープなどの加熱調理をすると良いでしょう。
ヨーグルトやスムージーも悪くはありませんが、かむ必要がないので体温上昇や消化酵素の分泌という点ではおすすめできません。改善するためにはナッツやブルーベリー、バナナなどを入れてかむ要素を取り入れると効果的です。
朝にコーヒーを飲む人も多いと思いますが、カフェインには利尿作用があるので、体内の水分とともに熱も排出されやすくなります」
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朝一番の温かい飲み物は、一日のスタートを快適に切るための重要なスイッチになります。ショウガや黒糖などのちょっとしたアレンジを加えて、自分に合った朝の温め習慣を取り入れてみてくださいね。
オトナンサー編集部
