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他人が失敗→自分まで恥ずかしく…「共感性羞恥」とは? どう付き合うべき?

オトナンサー

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「共感性羞恥」とは?
「共感性羞恥」とは?

「テレビ番組でドッキリ企画をやっていると、かわいそうで見ていられなくなる」「映画やドラマで、主人公が恥をかきそうなシーンになると、目を背けたくなってしまう」。このように感じたことはないでしょうか。

 他人が失敗したり、恥をかいたりしている様子、もしくはそうなりそうな様子を見たとき、自分まで恥ずかしい気持ちになる現象は「共感性羞恥」と呼ばれ、日常的によく経験する人も少なくないようです。ネット上では「テレビ番組を見ていると、よくこういう気持ちになる」「人に説明するのが難しい感情」「共感性羞恥にメリットはあるのかな」など、さまざまな声が上がっています。

「共感性羞恥」の感情と上手に付き合っていくには、どうすればよいのでしょうか。心理カウンセラーの小日向るり子さんに聞きました。

自分も恥ずかしくなる感情

Q.共感性羞恥とは何でしょうか。どのようなシチュエーションにおいて感じることが多いのですか。

小日向さん「共感性羞恥とは、笑われる、叱られる、勘違いに気付いていないといった、他人が恥をかいている様子を見ると、あたかも、自分がそうされているように恥ずかしくなる感情のことをいいます。例えば、テレビ番組の罰ゲームで笑われている人を見る、カラオケで音痴の人の歌を聴く、お笑い芸人の“スベり”を見る、などです。

これらは、多くの人が『恥ずかしい』と感じる場面ではありますが、共感性羞恥が高いと『テレビを消してしまう』『その場から離れてしまう』など、いたたまれない感情が強すぎて、それを避けるために何らかの言動・行動に結び付くこともままあります」

Q.共感性羞恥を感じる原因は何でしょうか。

小日向さん「共感性羞恥とは言葉の通り、『羞恥心に共感する』という心の状態なので、そもそも、本人の羞恥心が強い、分かりやすくいえば、『恥ずかしがり』なことが一つの原因といえます。

この性質はもともとの気質である場合もありますが、それに加えて、かつて、自分自身が羞恥を感じた場面と当時の心理状態が今でも自分の苦しみや不快感情につながっている、つまり『過去の傷つき体験』が要因となっている場合もあります」

Q.共感性羞恥を抱きやすい人の特徴はありますか。

小日向さん「最近は『HSP』という言葉を耳にしたことがある人も増えてきたと思います。HSPとは、英語の『Highly sensitive person』の略で『共感性が高く、感受性が強い』気質を持つ人のことを指します。HSP気質の人は共感性が高いため、羞恥に対してもその共感性が働きやすく、共感性羞恥心が高くなるといえるでしょう。

また、年齢でいえば、一般的には自意識が過剰になる思春期は羞恥心も強くなりがちなので、共感性羞恥も働きやすくなります」

Q.共感性羞恥は「恥ずかしい場面に遭遇すると逃げたくなる」など、デメリットの多い感情だと思う人もいるようですが、何らかのメリット(長所)もあるのでしょうか。

小日向さん「先述したように、共感性羞恥が高い人はそもそも、共感能力が高いため、『共感性が高い』という特性を生かせる職業、例えば、カウンセラーや各種相談員などに就けば、社会人としての強みとなります。また、日常的に他人の気持ちに寄り添うことができるため、人から感謝されることも多いでしょう。感謝されることは自己肯定感情をアップさせる一助となります。

その他、自分自身も恥ずかしい思いをする場面を避ける意識が強いことが、自己防衛となる場合もあります」

Q.共感性羞恥は克服した方がよいのでしょうか。それとも、そのままで問題ないのでしょうか。

小日向さん「共感性羞恥は疾患ではないので、克服すべきものではありません。『自分自身がそれによって、どのくらい生きづらさを感じているか』という主観的な判断をして、それほどつらくないなら、そのままでもよいと思います。ただし、他人への共感が強すぎて、他罰的思考に陥っているのであれば、修正した方がよいでしょう。

恥ずかしい思いをさせる人物・対象に過剰な敵意まで持つことは、傲慢(ごうまん)な思考であると考えてください。『私はこう感じた』はよいですが、『だから、こうするべき』となって正義感を募らせると、誹謗(ひぼう)中傷発言を繰り返すなど、問題行動につながりやすいからです」

Q.共感性羞恥を抱きやすい人が「自分まで恥ずかしい気持ちになる」感情と上手に付き合っていくための意識や行動とは。

小日向さん「共感性羞恥が強くて、つらさを感じている人はまず、『共感はいいけど同感はしない』という意識を持ってみてください。『ああ、これは恥ずかしいだろうな』と相手の感情に思いをはせる共感はよいことですが、相手の心に自分の心が乗っ取られて、自分も落ち込んだり嘆いたり、果ては頼まれてもいないのに他者を攻撃するようになっていたりするとすれば、それは同感になります。

共感と同感の違いを体得するためには、自分自身が誰のものでもない『個であること』を意識し、その自分を尊重する意識を持つことが重要です。そうすると『他人も誰のものでもなく、その人の人生を生きている』と理解できるので、必要以上に相手の感情に入っていくことを防げると思います」

オトナンサー編集部

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