【青森山田 2-1 帝京長岡 高校サッカー選手権準決勝】
第98回高校サッカー選手権準決勝第1試合の青森山田(青森)対帝京長岡(新潟)戦が11日に埼玉スタジアムで行われ、2-1の勝利を収めた青森山田が決勝進出を決めた。
4年間で3回目となる優勝を狙う前回王者の青森山田はここまで3試合で13点を奪っての準決勝進出。一方の帝京長岡は3試合を無失点に抑え、新潟県勢初の4強にまで勝ち進んできた。
序盤から両チームが積極的にゴールに迫る展開となり、先手を取ったのは王者青森山田。前半16分、右サイドゴールライン際からの速いクロスにFW田中翔太が合わせ、難しい体勢からのヘディングシュートがゴールポスト下を叩いてネットに収まった。
ビハインドを背負った帝京長岡も猛攻を繰り出し、何度か決定的な形でゴールに迫る。だが37分のDF酒匂駿太のヘッドがゴールライン上で1年生MF松木玖生のカバーに阻まれるなど、あと一歩届かず。帝京長岡がシュート数で大きく上回りながらも青森山田が1点リードで折り返した。
後半開始直後の47分には青森山田に追加点。右サイドからのクロスがゴール前でこぼれ球になると、ファーポストに流れたボールに松木が飛び込んでリードを2点に広げた。
だが諦めずに攻め続けた帝京長岡も77分に1点を返すことに成功。MF田中克幸がペナルティーエリア手前から密集の中をドリブルで抜け、左足でのシュートをゴール右へ流し込んだ。
1点差のまま最後まで緊迫した勝負が繰り広げられたが、2-1で逃げ切った青森山田が決勝へ進出。連覇の懸かる13日の決勝では静岡学園(静岡)対矢板中央(栃木)の勝者と対戦する。
【得点者】
16分 1-0 田中翔太(青森山田)
47分 2-0 松木玖生(青森山田)
77分 2-1 田中克幸(帝京長岡)