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大卒率はなんと3倍の差…家庭の蔵書数が子どもの成績や進学率に与える驚きの影響

マイナビウーマン

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「本をたくさん読む子は頭がいい」そんな話、耳にしたことありませんか? わが子のために、本をたくさん揃えているご家庭もあるでしょう。では、家にある本の数は、子どもの学力にどんな影響を与えるのでしょう?

\「子どもが読書にハマる」方法を大公開!/
年間数千本の論文を読む「科学論文オタク」の言語学者・堀田秀吾氏が、最新の研究から導いた、“子どもにとっての最高の読書法”をわかりやすく解説します。

書籍『いまの科学でいちばん正しい 子どもの読書 読み方、ハマらせ方』(Gakken)は、子どもの読書に関する親の疑問をひとつひとつ解消しながら、読書が子どもにもたらすメリットや、どんな子どもも「読書好き」に導く、とっておきのメソッドが満載の一冊です。

今回は、読書が与える驚きの「効果」について、一部抜粋してご紹介します。

家に本が多いほど成績アップ!

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※画像はイメージです

教育投資の一環として家の本棚は充実させている。そんなご家庭もあるでしょう。では実際に家庭にある本の数と子どもの学力との間にはどれくらい関係があるのでしょうか?

国内外の複数の研究により、家庭の蔵書数と学校の成績には強い相関関係があることが明らかになっています。

大学卒業率になんと3倍の差!

たとえばお茶の水女子大学の研究チームが文部科学省の委託で実施した全国調査によれば、家庭の蔵書数が「0~10冊」の場合、国語や算数の正答率は66〜77%でした。一方「26~100冊以上」の家庭では70〜80%という結果が得られました。本のある環境が学力を押し上げている可能性が統計的にも示されているのです。

早稲田大学の橋本の研究ではより顕著な結果が報告されています。15歳のときに家に10冊以下しか本がなかった人の大学卒業率(実際の研究では大卒程度で集計)が22・3〜23・1%であったのに対し、501冊以上あった人の大卒率は77・4〜76・4%と3倍以上の差があることが示されました。

海外の調査でも同様な傾向がある

こうした傾向は日本に限った話ではありません。ネヴァダ大学のエヴァンズらの研究によると、家庭にどれだけ本があるかは子どもの学力に大きな影響を与えることがわかっています。家に500冊以上の本がある家庭の子どもは、そうでない子どもに比べて平均して約2.8年分多く教育を受ける傾向があると報告されています。

さらに本がまったくない家庭と比べて、本がたくさんある家庭の子どもは義務教育の中盤にあたる「Year9」(中学2〜3年相当)を修了する割合が約48ポイントも高くなるというデータもあります(アメリカでは義務教育でも退学する子どもが多い)。

この差はその後の高校や大学への進学にも大きく影響しており、教育をより長く続けることにつながっています。

このように家庭に本が多くあるというだけで子どもの成績や進学率が上がることがわかっており、家庭環境がどれほど重要かを示す結果となっています。

家庭の蔵書数と学歴の関係

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家庭の蔵書数と子どもの学歴には
わかりやすい相関関係が見られる

家庭は「最初の学校」である

なぜ家庭の蔵書数が子どもの学力にこれほどまでに影響を与えるのでしょうか? ひとつの理由は、本が身近にある環境が、子どもの読書習慣や知的好奇心の土壌を育てるからです。

本が多い家庭では日常的に親が読書する姿を子どもが目にすることが多く、それが模倣や会話のきっかけとなって、自然と「読むこと」への抵抗感が薄れていきます。これは「モデル学習」や「家庭内言語環境の質」といった心理学・教育学の知見とも一致します。

さらに読書を通じて語彙力や知識、文章理解力などが培われることで、教科を問わず成績の底上げにつながっていると考えられます。

もちろん単に本をたくさん置いているだけでは効果は限定的かもしれません。子どもが興味を持ちそうな本を揃えたり、読み聞かせを通じて「本との対話の場」を日常に取り入れたりすることが重要です。

「家庭は最初の図書館であり、最初の学校でもある」と言われるように、読書環境の整備は親ができる最もシンプルで効果的な教育投資のひとつなのです。

続きは書籍でお楽しみください。

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※本記事は、『いまの科学でいちばん正しい 子どもの読書 読み方、ハマらせ方』<著:堀田秀吾/Gakken>より抜粋・再編集して作成しました。

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