突然起きた予想外の出来事を描いた漫画「いや、めっちゃこわかった…」が、Xで1100以上のいいねを集めて話題になっています。
作者は仕事帰りに、渋谷で帰宅ラッシュに巻き込まれていました。友人を夕食に誘おうと、電話を掛けていたところ、前にいた女性が突然こちらを振り向き…。読者からは、「これは気まずいですね」「女性が自意識過剰では…」「災難でしたね」などの声が上がっています。
遭遇した出来事を友人に話すと爆笑され…
この漫画を描いたのは、会社員で漫画家の玖島川のりさんです。Xやブログ「会社員 玖島川の日常」で漫画を発表しています。玖島川のりさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
玖島川のりさん「小学生の頃から描いています」
Q.今回、漫画「いや、めっちゃこわかった…」を描いたきっかけを教えてください。
玖島川のりさん「会社や街中で珍しいことや驚いた出来事があれば、いつも漫画にしてSNSに投稿しており、今回もそういったエピソードを描きました」
Q.「警察呼びますよ!!」と言われたとき、どのような心境でしたか。
玖島川のりさん「正直かなり動揺しました。理由はどうあれ、突然、警察を呼ばれるかもしれないという状況になり、頭が真っ白になったのを覚えています。いろいろ言いたいことはあったのに、ついうっかり反射的に『すみません!』と謝ってしまいました」
Q.この後、どうなったのでしょうか。
玖島川のりさん「女性はしつこくナンパをされていると勘違いしたようなので、自分はスマホで友人と電話をしていただけであることを伝えました。それを聞いて、とても丁寧に謝罪してくださり、恥ずかしそうにその場を立ち去って行きました」
Q.電話先の友達に、この状況を話しましたか。
玖島川のりさん「電話口で私の声が明らかに動揺して震えていたことも重なり、かなり笑われました。その後、友人達と飲みに行ったので、良い酒のツマミになってしまいました…」
Q.この件以来、似たような誤解を避けるために、気を付けていることはありますか。
玖島川のりさん「LINEで用件を済ませることが多いのですが、周囲に人が大勢いるようなときは、人との距離も近くなってしまうので、電話する場合はできるだけ小声で話すようになりました」
Q.漫画「いや、めっちゃこわかった…」について、どのようなコメントが寄せられていますか。
玖島川のりさん「『都会って怖い』というコメントを頂きました。確かに東京ならではの混雑事情が影響してしまった失敗だな、と改めて感じました。帰宅ラッシュ時などは、人と人の距離が本当に近く、会話も筒抜けなので、勘違いされても仕方ない状況だと思いました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
玖島川のりさん「日々の生活の中で起きる、びっくりするような出来事や恥ずかしい失敗体験を、ただの思い出にするのではなく、これからも発信していきたいと思っています。少しでも笑ってもらえたり、同じミスを防ぐきっかけになったりしたらうれしいです」
オトナンサー編集部