自宅に残る亡くなった愛猫のにおいについて描いた漫画が、Instagramで10万9000以上のいいねを集めて話題となっています。
ガリガリに痩せ細った猫と道端で出会った作者。家に連れて帰り、「来福」と名付けて世話をしていたのですが、わずか2週間ほどで息を引き取ってしまいました。彼がいた場所は入念に掃除をしたのですが、その後も不思議なことに、ふと彼のにおいを感じることがあって…。読者からは、「涙が止まらなくなりました(泣)」「絶対、来福くんにとって幸せなひとときだったんですよ!」「いつまでも大切な家族ですよね」などの声が上がっています。
死んだ猫に「早く良いところに行きなさい!」と伝えたい
この漫画を描いたのは、Instagramやブログ「くるねこ大和」で漫画を発表している、漫画家の「くるねこ大和」さんです。くるねこ大和さんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
くるねこ大和さん「来福の『一陽来復』を願って描きました」
Q.初めて来福くんと出会ったときのことを教えてください。
くるねこ大和さん「秋に中庭で捕まえた『胡ねこ丸』の兄弟だと感じ、『胡ねこ丸のためにも絶対に放っておいてはいかん』と思いました」
Q.来福くんは、どのような子でしたか。
くるねこ大和さん「『胡ねこ丸と会話をしている』と感じるような、割とおしゃべりな子でした。2匹とも拾ったエリアは同じなので、恐らく血縁関係があると思っています」
Q.亡くなった来福くんのにおいを、特にどのようなときに強く感じますか。また、そのときはどのような気持ちになりますか。
くるねこ大和さん「強く感じたのは、猫たちの食事の時間のときです。来福は最期の数日、水を飲むのもやっとの状態だったので、『たくさんご飯を食べたいのだろうな』と思っています」
Q.今、このインタビューを受けているときも、来福くんはそばにいるのかもしれません。来福くんに何か伝えたいことはありますか。
くるねこ大和さん「早く良いところに行きなさい!」
Q.作品について、どのような意見が寄せられていますか。
くるねこ大和さん「『泣ける話ですね』『私も同じような経験があります(泣)』『最期を看取ってくれてありがとう』など、約1000件以上のコメントを頂きました」
オトナンサー編集部