人の温かさに触れたエピソードを描いた、kikiさんの漫画「雨の日の優しい思い出」が、インスタグラムで多くの「いいね」を集めて話題になっています。
子どもと公園で遊んでいたら、急に激しい雨が降ってきました。慌てて子どもをベビーカーに乗せて帰りましたが、途中で見知らぬ女性が声をかけてきて…。読者から、「めっちゃいい人！」「すてきな話をありがとう」などの声が上がっています。
予報外れの突然の雨…
漫画を描いたkikiさんは、インスタグラムとブログで日常生活や育児についてエッセー漫画を発表しています。kikiさんに、作品についての話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのはいつごろからですか。
kikiさん「イラストを描くのは小さい頃から好きで、19歳の初任給でペンタブレットを購入し、デジタルイラストを描き始めました。依頼を受けてイラストを描き、報酬をもらえるようになったのも、この頃です。
インスタグラムは、2022年2月から始めました。不妊治療をしていたとき、SNSやブログを見ては参考にして、『自分と同じく頑張っている人がいる！』と励みになりました。『今度は私の経験が、誰か困っている人の参考になればいいな』と思い、漫画を公開しました。
インスタグラムを始めて、たくさんの漫画仲間ができました。楽しく続けられるのは、仲間のおかげです。ただの趣味だった漫画が、今ではなくてはならない存在になり、数日ペンを持たないとソワソワするようになっています（笑）」
Q.このエピソードを漫画にしようと思った理由を教えてください。
kikiさん「妊娠中や子どもが生まれてからも、たくさんの人に優しく接していただいていました。中でもこのエピソードは、うれし過ぎて衝撃的でした。特に最近のSNSでは、『されて嫌だったこと』や、マイナスな投稿の方が目につく気がします。だからこそ、見ず知らずの私に親切にしてくれた彼女の気持ちをみんなにも知ってほしくて。『こんなに親切な人もいるよ！』という気持ちと、『この投稿がご本人の目に留まったらいいな』という気持ちから、漫画にしました」
Q.普段出かけるときは、天気予報をチェックして雨具を用意しているのですか。
kikiさん「普段からチェックしています！ 天気が怪しそうなら近くの公園にしたり、折りたたみ傘や息子のカッパを持参したり、家遊びに変えるなどしています。なぜかこのときは天気予報が外れてしまい…。運が悪かったです」
Q.自宅から公園までは、何分くらいの距離なのでしょうか。
kikiさん「大体15分くらいです。かなり早歩きで（途中走っていました！）、いつもより飛ばして帰ったので、このときは10分くらいで自宅に着きました」
Q.もしこの女性に会ったら、なんと声をかけたいですか。
kikiさん「『本当にあのときは助けていただきありがとうございます。私も息子もおかげで雨に濡れず、風邪もひかずにすみました！』と、伝えたいです」
Q.この作品にどのようなコメントが寄せられましたか。
kikiさん「『心が温まるお話』『自分もこんなふうに、誰かが困っていたら助けたいと思った』など、優しいコメントをたくさんいただきました」
オトナンサー編集部
