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結婚って「必要?」「本当に幸せなの?」 疑問符だらけだった37歳女性が「婚活」を決意した《数日間》の出来事

オトナンサー

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結婚する人が減っている時代に考える「結婚する意味」とは… ※画像はイメージ
結婚する人が減っている時代に考える「結婚する意味」とは… ※画像はイメージ

 厚生労働省の発表によると、2024年の出生率は1.15と過去最低を更新しました。出生数も約68万人で、9年連続で最少を記録しています。

 出生数減少の原因として、まず「結婚する人が減っている」ことが挙げられます。この “結婚離れ”は2000年代半ばから進んでいて、背景には社会の変化や人々の価値観の多様化があります。

 こうしたニュースが報じられると、ますます結婚離れの印象が世間に浸透します。ですが、筆者の運営する結婚相談所には、今も「結婚したい」「パートナーと人生を歩みたい」と願う方々が、面談に訪れています。

 やっぱり結婚は素晴らしい! 一人では味わえない喜びや安心感が、そこにはちゃんとある――。それを仲人としてお伝えできればと思います。

老いて病気になったとき、一人は心細い

 入会面談にやってきたみちさん(37歳、仮名)が、言いました。

「正直なところ、『結婚って、そんなに必要かな?』って思っていたんです。自分のペースで働けて、自由な時間もあるし、一人で過ごす休日も結構好きでした」

 みちさんは大学を卒業後、都内の上場企業に就職。勤続15年で、現在は700万円の年収があります。

「友達の中には20代で結婚した人もいました。どの友達の結婚式に参加しても、新郎新婦はとても幸せそうでした。でも、数年後に会うと、旦那さんの愚痴、子育ての大変さをこぼす友人が多くて。だから余計に『結婚することって、本当に幸せなの?』って思うようになりました」

 ところが、そんなみちさんの気持ちに変化が訪れました。

「最近、婦人科系の病気の手術で数日入院したんです。大事に至る前の発見だったので、1週間で退院できたのですが、病室のベッドで、ふと思ったんです。『この先、私ずっと一人だったら、病気で倒れたときにどうなるんだろう?』って」

 そのときの入院では、かいがいしく身の回りの世話を焼いてくれたのは母親でした。

「両親は地方に住んでいるので、手術の前日に2人で出てきてくれました。それから母だけ残って、私の一人暮らしのアパートに寝泊まりしながら、病院に見舞いに来ては洗濯物を届けたり、身の周りの世話を焼いてくれたりしていました」

 病室は4人部屋でした。そのうちの2人は既婚者のようで、旦那さんや小さなお子さんがお見舞いに来ていました。もう一人は70代くらいの女性でしたが、入院中、誰かが訪ねてくることは一度もありませんでした。

「これから親はどんどん年老いていく。私に何かあっても、急には上京できなくなるかもしれない。それにこれからは、親に面倒を見てもらうよりも、私が見なくてはいけない立場になっていく。結婚している友人のように、夫や子どもがいたら、どんなに心強いだろうって思ったんです」

 そのとき、「結婚するだけが幸せじゃないと思ったのは、単に強がっていただけだったのかもしれない」と感じたようです。

「今まで『一人が気楽だわ』と口癖のように言ってきたので、『どうしても結婚したいです!』って強い思いがあるわけじゃないんです。でも、自分から動いてみようかなと思いました」

 お見合いで、いろんな職業や価値観を持った男性に出会うことで、新しい気付きや違う人生の景色が見えてくることもあるはず。37歳ですから、結婚してお子さんを授かって、ファミリーを築くこともできます。

「まずは、行動する! それが、未来を変える第一歩ですよ」

 私は、みちさんに言いました。

30代で動くか動かないかで、その後の人生設計が変わる

「結婚って、気持ちがあれば何歳でもできるって思っていました」

 そう話すのは、まさこさん(34歳、仮名)。シンプルなベージュのカーディガンに、落ち着いた紺のスカート。きちんとした服装は、彼女の真面目な性格をそのまま映しているようでした。

「まだ時間的に大丈夫と思っていたけれど、前の恋愛が30歳のときに終わって、あっという間に4年たっていたんです。その間、出会いや恋愛っぽいものは、何もなかった。自分で動かなければ、無駄に時間だけが過ぎていくと気付きました」

 まさこさんには、20代の後半にお付き合いをしていた同い年の彼がいました。ところが、30歳を目前にして、彼が地方の支社に転勤することになったのです。そのときに結婚話も出たようですが、まさこさんは会社を辞めて彼についていく覚悟が持てなかったそうです。そして、遠距離恋愛を選んだのでした。

「でも距離が離れると、気持ちも離れていくんですよね」

 そこから半年後、「転勤先に新しい彼女ができた」ことを彼から告げられ、正式に別れることになりました。そのときは、「まだ30歳だし、そのうちまたいい出会いがあるだろう」とたかをくくっていたそうです。

「でも何もないままに、4年。もうじき35歳になってしまうので、この調子で時間が過ぎていったら、あっという間に40歳になってしまう。自分から動かないとダメなんだと痛感しました」

 そう思わせてくれたきっかけは、同い年の友人が2人目を出産したという報告だったそうです。

「彼女にはパートナーがいて、母としての顔もある。大学時代に一緒に講義を受けたり、コンパに行ったり、就職してからも一緒に旅行した友達は、27歳で結婚をしました。それからは、家庭を持ちながら仕事も続けて、出産をして子育ても頑張っている。私なんかより、ずっと濃い人生を歩んでいる気がしたんです」

 さらに、こう続けました。

「今動くか動かないかで、その後の人生設計が変わる。結婚はいつでもできるけれど、出産にはタイムリミットがありますよね。私も友達と同様に、自分の人生の中に『子どもを育てる』という経験をぜひ取り入れたいと思ったんです」

 どんな人生を歩むか。それはその時々に何を選択するかで変わっていくもの。そして、選択をするのは、ご自身の意思です。

人生の歩み方は個人が選択する時代、だけど

 ひと昔前までは、「社会に出たら結婚するのが当たり前」といった空気がありました。けれども今は、「自分らしく生きること」が尊重される時代。学生時代から「あなたはあなたのままでいい」と教えられ、「世界に一つだけの花」という曲が象徴するように、個性を大切にする価値観に光が当たっています。

 そんな中で、今の日本では「結婚しない」「子どもを持たない」が珍しいことではなくなり、それが「時代の常識」になりつつあります。ただ、どんな時流の中でも、信頼できるパートナーがいて、子育てができることは、かけがえのない喜びであり、人生を豊かに彩る大切な経験であるはずです。

 人それぞれの幸せのカタチがある今だからこそ、“おひとりさま”に目を向けるのではなく、自分に合った家族のカタチを見つけることが、これからの時代を生きる私たちには大切なことなのではないでしょうか?

 結婚は「自分らしさ100%」では成り立ちません。結婚は、自分が持っている価値観と相手の価値観をすり合わせていくことです。これまであったマイルールを、信頼できる相手と結婚することで、アワールールにつくり変えていくのです。

 むしろ、「自分らしさを守るために誰とも合わせない」ではなく、「自分を少し譲ることで生まれる安心」を見つける――。それが、結婚の本当の意味かもしれません。

「自分を曲げずに幸せになりたい」ではなく、「誰かと一緒に幸せになるために、どこを譲れるか」。そんなふうに結婚を考えてみては、いかがでしょうか?

仲人・ライター 鎌田れい

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