プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険（東京都千代田区）が、2025年に還暦を迎える男女を「還暦人（かんれきびと）」とし、「2025年の還暦人に関する調査」を実施。その結果を発表しました。
中央値は475万円
調査は2025年3月19日から同月21日の3日間、2025年に還暦を迎える1965年生まれの全国の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。2000人から有効回答を得ています。
全回答者に、現段階の貯蓄金額（配偶者がいる場合は夫婦2人分）を聞いたところ、最も多かったのは「100万円未満」（30.0％）でした。同社によると「調査開始以来、最も高い水準」だということです。
その他は「100～300万円未満」（15.8％）や「500～1000万円未満」（11.8％）、「1000～1500万円未満」（9.8％）などに回答が分散しています。
「500万円未満」の割合は50.0％、「2000万円以上」の割合は26.5％、「3000万円以上」の割合は19.7％という結果に。特に「3000万円以上」は、2018年の初回調査時から25％前後を推移していたものの、2024年は18.0％、2025年は19.7％と、2年連続で20％未満にとどまっているということです。
また、平均貯蓄額は2460万円でした。昨年（2024年）の2782万円から、322万円の減少がみられ、2025年は調査開始以来の最低額に。なお、中央値は475万円となりました。
調査結果を受けて、同社は「物価上昇により貯蓄を取り崩さざるを得ないケースや、2024年開始の新NISA制度を活用した『貯蓄から投資へ』の動きの影響があるのかもしれません」とコメントを寄せています。
オトナンサー編集部
