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眠くなると「鼻水」出るのは病気? 症状気になる時に効果的な5つの“取り組み”とは

オトナンサー

美容・健康

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眠くなると鼻水が出るのはなぜ?(画像はイメージ)
眠くなると鼻水が出るのはなぜ?(画像はイメージ)

眠くなると鼻水が出るのはなぜ?(画像はイメージ)眠くなると鼻水が出るのはなぜ?(画像はイメージ)

 花粉症により、鼻水やくしゃみなどの症状に悩まされている人は多いと思います。一方、花粉症ではなくても朝や午後に眠いとき、なぜか鼻水が出ることはありませんか。この場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。眠いときに鼻水が出る原因や、鼻水をうまく止める方法について、「SOグレイスクリニック」(東京都品川区)院長で脳神経外科専門医、医学博士の近藤惣一郎さんが解説します。

鼻水が出るのは「体が休もうとしている」サイン

 眠くなると鼻が詰まったり、ムズムズして鼻水が出てきたりするのは、実は体が「おやすみモード」に切り替わっている証拠です。「風邪かな?」と心配になるかもしれませんが、主な原因は自律神経の働きによるもの。

 なぜ眠気と共に鼻に異変が起きるのか、その理由とスッキリ解消する対策を順番に解説します。

(1)副交感神経と「アセチルコリン」の影響
日中の活動時は「交感神経」が優位になり、血管を収縮させて鼻の通りを良くしています。しかし、眠くなってくるとリラックスをつかさどる「副交感神経」が優位になります。
この切り替えの際、体内では「アセチルコリン」という物質が放出されます。これが鼻の粘膜にある分泌腺に届くと「液体を出せ」という指令に変わり、さらさらとした鼻水が出やすくなるのです。

(2)鼻の「冷却機能」のバグ
眠気がくると、体は内部の熱を逃がそうとして手足の血管を広げ、表面温度を上げます。このとき、鼻の奥にある空気の温度を調節する組織(下鼻甲介)も血液でパンパンに膨らみます。

通り道が狭くなるため、少しの空気の流れも強い刺激として粘膜に伝わり、それが「ムズムズ感」の正体となります。これを「血管運動性鼻炎」と呼ぶこともあり、寒暖差アレルギーに近い症状です。

(3)横になることによる「うっ血」と「鼻サイクル」
布団に入ると、重力の影響で頭部への血流が増え、鼻の粘膜がうっ血しやすくなります。さらに人間には、数時間おきに左右交互に鼻が詰まる「鼻サイクル」という現象があります。リラックスするとこの「膨らんでいる側」がより顕著に詰まるため、片方だけ鼻水が出るという現象が起こりやすくなります。

鼻水を和らげる「即効」&「環境」対策

 もし今すぐ鼻をスッキリさせたい場合、次の方法が有効です。

【すぐにできる物理的アプローチ】
・「上半身」を少し高くする

もし睡眠時に鼻水が気になる場合、枕を2個重ねるか、背中の下にタオルを敷いて、肩から胸の下あたりにかけて緩やかな傾斜を作ります。傾斜は30度程度が目安です。これにより、重力で鼻のうっ血が解消され、通りが劇的に良くなります。ただし、頭だけを高くすると首を痛める原因になるため、背中から傾斜を作るように調整しましょう。

・「脇の下」を圧迫する
鼻が詰まっている側の反対側の脇に、拳や500ミリリットルのペットボトルを挟んで圧迫してみてください。反射(側腹部圧迫反射)によって一時的に鼻が通ります。

・交感神経を一瞬刺激する
冷たい水で顔を洗ったり、軽くストレッチをしたりすると、一時的に血管が収縮して鼻水が止まりやすくなります。

【環境を整える】
・「首の後ろ」や「鼻」を温める

蒸しタオルなどで温めると血流が整い、過剰な分泌が落ち着きます。

・加湿と温度調節
空気が乾燥していると粘膜が過敏になります。加湿器やマスクを使って粘膜を保護しましょう。

 もし鼻水だけでなく、目のかゆみやくしゃみを伴う場合は、ハウスダストやダニによるアレルギー性鼻炎の可能性もあります。その場合は「寝具をこまめに掃除する」ことや、一度耳鼻科で検査を受けてみるのも一つの手です。

 不快な鼻の症状をコントロールして、日常を快適に過ごしましょう。

オトナンサー編集部

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