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「ガトリング砲」と「バルカン砲」 何が違うのか? 一時は廃れていたガトリング砲

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無数の弾をばらまくイメージのガトリング砲やバルカン砲は、複数の銃身が高速回転するインパクトの大きさからか、映画やアニメなどで数多く描かれています。しかし、この2つは同じようでいて違いがあります。

ガトリング砲は人名が由来

 銃砲の、弾が通る円筒部分を銃身あるいは砲身といいます。映画やアニメなどに登場する「ガトリング砲」や「バルカン砲」と呼ばれる兵器は、この銃身ないし砲身が束になった同じような見かけのものですが、現実にも存在し、こうした機関銃や機関砲を多銃身型あるいは多砲身型などと分類します。

Large 200317 gun 017.62mm多銃身機銃「ミニガン」を射撃するアメリカ海軍兵士。現用の量産ガトリング砲では一番小さい(画像:アメリカ空軍)。

 日本でも「バルカン砲」は、自衛隊や海上保安庁で「20mm機関砲」や「20mm多銃身機銃」の名称で使用されていますが、これらはガトリング砲と何が違うのでしょう。

 端的にいうと、バルカン砲はガトリング砲のひとつです。ガトリング砲とは、たとえば人力など外部動力で作動する、自身は動力を持たない多銃(砲)身構造の連射火器全般を指す言葉で、バルカン砲も含まれます。

 ガトリング砲は、1861年にアメリカの発明家リチャード・ジョーダン・ガトリングが発明したもので、複数の砲身(銃身)を環状にまとめ、それを手回しハンドルで回転させることで、給弾、装填、発射、排莢を反復して行い、連続発射を実現する構造でした。

 1893(明治26)年には、一定の射撃速度を維持するバッテリー駆動の電動モーター式のものも誕生します。しかし、多銃身構造のため火器としては重く構造も複雑だったことから、重量が軽く信頼性も高い単銃身の機関銃が登場すると、ガトリング砲は1910(明治43)年ごろを最後にいったん廃れました。

一度廃れたガトリング砲が復活したワケ

 ガトリング砲の構造が見直されるのは、第2次世界大戦直後のことでした。それは軍用機のジェット機化が大きく影響しています。

 ジェット機になったことで、防弾板などで機体重量が増えても飛行性能に影響が出なくなり、さらに高速で飛べるようになると、従来の、軍用機や地上や艦艇上で使用されていた対空機関銃の発射速度では対応できず、仮に当たったとしても撃墜しにくくなったのです。

Large 200317 gun 02航空自衛隊のF-4EJ改やF-15J、F-2の各戦闘機が搭載する20mm機関砲(バルカン砲)M61。厳密には「バルカン」と呼べるのはこの砲のみ(柘植優介撮影)。

 そのため戦闘機搭載用の機銃などにおいて、破壊力の高い大型弾を高速連射することが企図されるものの、単銃身の機関銃では銃身の加熱の問題や構造上の限界がありました。そこでアメリカ空軍が目を付けたのは、倉庫に眠っていたガトリング砲でした。

 ガトリング砲はひとつの銃身で数多くの弾を撃つのではなく、複数の銃身を回すことで1発ずつ順に弾を発射していきます。これならば、理論上は銃身の摩耗や加熱を単銃身よりも抑制でき、外部動力で動くため弾づまりなどが起きても強制的に排莢し、次弾発射できるため動作の確実性が高いです。また多銃身と大型化による重量増大は、航空機搭載のため問題とされませんでした。

 こうして約40年ぶりに、ガトリング砲は日の目を見ます。制式化された航空機用ガトリング砲はM61という型式名が付与され、ギリシャ神話に登場する火の神にちなんで「バルカン」と名付けられました。

 M61は、口径20mmの銃身を6つ束ね、それを電動で高速回転させます。高速回転で発射速度は毎分最大6000発です。

 ただし「バルカン」は商標登録されたため、基本的に20mm口径のM61しか「バルカン砲」とは呼びません。そのため、A-10「サンダーボルトII」攻撃機などが搭載する30mm口径のものは「アヴェンジャー」といい、小型の7.62mm口径のものは「ミニガン」と呼ばれます。もちろん、いずれも「ガトリング砲」の一種であり、そう呼んでも差し支えのないものです。

 とはいえ「バルカン砲」という名称も、「キャタピラ」や「ホッチキス」などと同じように、いつかは「ガトリング砲」と同義になっていくのかもしれません。

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