2022年5月下旬ごろから、SNSで購入報告が目立つ商品。「5000mAh ソーラー充電モバイルバッテリー」を、記者もゲットしました。
価格は1100円。PSE(電気用品安全法)適合品で、災害時に役立つソーラー充電が可能ということですが......実際に使ってみて、どれくらい利便性があるのか調べてみました。
LEDライト搭載、2台同時充電可
片手で持てるくらいのコンパクトなサイズで、ソーラーパネルが付いているのが特徴的です。
本体には、暗い場所での使用に便利なLEDライト×2搭載、2台同時充電可能なUSB-Aポート×2、本体充電用TypeCポート、本題充電用micro-Bポート、残量確認ボタンがあります。
LEDライトは、残量確認ボタンを長押しすることで点灯・消灯できます。
また本体のほか、取扱説明書、充電用microBケーブル(10cm)が付いています。
充電時間は約3時間、使用回数は約500回です。ソーラー充電だけではなく、microBケーブルを通して充電できるのもうれしいポイントです。付属のケーブルは短くて使いづらいので、自前のものを使うのがおすすめです。
購入時に電池残量が少し残っていたので、自分のスマートフォンを充電してみましたが、問題なく充電できました。
残量がなくなり、充電ができなくなったので、晴れの日にソーラー充電を試してみました。日当たりのいい場所に置いてみました。なお、2時間後に日が当たりづらくなってからは、屋外の塀に置きました。
側面のLED点滅によって、充電量・電池残量が確認できます。5つの〇があり、一番左の〇が点灯していれば、ソーラー充電が開始されています。
充電が開始されると、ランプの位置から充電量が「0~25%」であることがわかります。
防災グッズとしてはアリ?
約3時間経ってからランプを確認すると、充電量は「0~25%」のままでした。
開始から約8時間経過、日が暮れたため、ソーラー充電のランプが消えていました。充電量「0~25%」を示す2つ目の〇ははっきりと点灯していますが、充電量「26~50%」を示す3つ目の〇は、うっすら点灯しているように見えました。7時間後以降からも、うっすら点灯していたので、おそらく25%以上は充電量があるのではないかと思います。
開始から3時間後以降は、雲が多くなってきたこともありますが、0からフル充電するには1日以上かかりそうです。
持ち歩く前に、ケーブルでできるだけMAXまで充電しておくのが安心かと思います。スマホを充電した際に少し残量が減った分を、ソーラー充電で補填するくらいがよさそうです。
ただ、アウトドアや災害時などケーブル充電ができない場合には、一般的なモバイルバッテリーよりも、スマホの電池切れを回避できる確率は高そうです。その時の天候にもよりますが、日に当てておくだけで少なからずは充電できるのは、ありがたいですよね。
特にケーブル充電ができない状態が長期的に続く場合は、もっと大容量のモバイルバッテリーを持っていたとしても、残量がなくなってしまうかもしれません。
コンパクトサイズで、バッグやリュックに入れておいてもそう邪魔にはならないと思うので、記者は防災グッズとしてアリではないかと思いました。