米ウの有名航空企業。
無人航空機関連での協力を強める
アメリカの航空宇宙機器開発企業であるボーイングは2024年7月23日、ウクライナ国営航空企業のアントノフと無人システムの共同生産を促進する予備合意に署名しました。
ボーイング製無人機のスキャンイーグル(画像:ボーイング)。
調印された覚書には、ボーイング製のスキャンイーグルを含むウクライナ軍が利用する戦術無人航空システムの訓練及び後方支援、オーバーホールサービスなどが含まれているようです。さらに、アントノフがボーイングにエンジニアリング・サポートを提供する機会も検討するとのことです。
今回の調印に関して、ボーイング・ディフェンス・スペース&セキュリティーCEOのテッド・コルベア氏は「ウクライナの発展と経済成長を支援するためにアントノフ社と引き続き協力できることをうれしく思う。この合意は、ウクライナ産業界と協力する機会を増やすための私たちの継続的な努力を示している」と述べました。
また、アントノフゼネラルディレクターのエフヘン・ハブリロフ氏は、「この協定はウクライナの防衛産業のさらなる発展に貢献できると」と述べ、「航空宇宙産業や防衛産業におけるボーイングとの潜在的な将来プロジェクトに加え、最新かつ最も効果的な技術や知見を導入する全く新しい機会を開くものである」と期待を寄せました。