高価な戦闘機が安価な兵器で失われた?
黒海上空で「撃墜の瞬間」捉えた映像が公開
ウクライナ国防省情報総局(GUR)は2024年9月12日、黒海上空においてロシア軍のSu-30SM戦闘機を携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)で撃墜したと発表。映像も公開しました。
ロシア軍で運用されているSu-30SM(画像:ロシア国防省)。
GURによると、撃墜されたSu-30SMは、ロシアが一方的に併合したクリミア半島のサキ飛行場に拠点を置く第43独立海軍攻撃機航空連隊の機体とのこと。
同機は9月11日午前5時頃に消息を絶ち、約3時間後にロシア軍はAn-26、Mi-8、Ka-27といった航空機を投入して捜索救助活動を開始したそうです。その後、タルハンクト岬の北西70kmの海域で、燃料の流出跡や機体の残骸が発見されたとしています。
ロシア軍は今回、比較的安価な携帯式防空ミサイルシステムによる攻撃で、貴重な多用途戦闘機を失ったとみられます。