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「大地震」の前兆現象!? 東日本大震災、熊本地震も…太陽周囲の光の輪「ハロ」とは? 気象予報士に聞いてわかった“関連性”【都市伝説】

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ハロが起きるのはなぜ?
ハロが起きるのはなぜ?

 太陽の周囲に虹色の光の輪が現れる「ハロ(日暈・ひがさ)」という現象を見たことがある人は多いと思います。ハロは天候が悪化するサインといわれていますが、ネット上では「ハロは大地震の前兆現象ではないか?」という内容の情報もあります。そもそも、ハロはどのようなメカニズムで発生するのでしょうか。地震との関連性の有無も含め、気象予報士のきりたんさんに聞きました。

巻層雲に含まれる氷晶が「ハロ」を作る

Q.そもそも、なぜハロが発生するのでしょうか。

きりたんさん「ハロは太陽や月の回りに現れる、虹のような輪のことです。ハロを作り出すのは巻層雲に含まれる氷晶で、多くが六角形をしています。太陽や月からの光が氷晶を通過するときに光が屈折して進む方向が曲がり、太陽や月の中心から22度といった特定の角度に光を集めることで、私たちの目に光の輪として見えるのです。光の波長によって屈折する角度がわずかに違うので、ハロは内側が赤っぽく、外側が青っぽく見えます。まさに虹のような現象ですね。

ちなみに、六角形の氷晶の特定の面を光が通り抜けたときに生じる、最も光が強く見える角度が22度なので、私たちが目にするハロは22度のものが多いですよ。

ハロを見るためには巻層雲が空全体を覆っている必要がありますが、厚過ぎると太陽光を遮り、薄過ぎると氷晶の数が足りなくなってしまうため、ちょうどよい薄さでないとハロを見ることはできません。

そして、巻層雲は高いところに存在しており、ハロは温暖前線や低気圧が接近する初期段階で現れるものです。徐々に湿度が高まってきていることの指標になるので、ハロが見えると天気が下り坂になるともいわれています」

Q.ネット上では「ハロは大地震の前兆現象ではないか?」という内容の情報がありますが、本当なのでしょうか。

きりたんさん「大地震の前兆というのは、あくまで偶然の一致からそのような誤解が生まれたのだと思います。気象学や地震学から見ても、ハロと地震との間に科学的な関連性は認められていません。また、地震雲というワードを耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、気象庁は特異な形の雲と地震との間に科学的な関連性を見いだせていないという見解を示しています。

今後、科学的な根拠が見つかれば、関連性があると言えるかもしれませんが、現時点では関連性はないという見解です。

なお、ハロは2月から6月に生じやすくなります。直近の大型地震は2011年3月の東日本大震災や、2016年4月の熊本地震など、ハロが出やすい時期に発生しているため、偶然、地震の前にハロが出ていたことからそのように勘違いされたのではないでしょうか」

Q.ちなみに、ハロは珍しい現象なのでしょうか。年に何回程度発生するものなのでしょうか。

きりたんさん「日本気象学会の資料で発表された論文内に、過去10年間のハロの年間出現回数を調べた資料があります。

資料では太陽光によるハロが49.2日、月光によるハロが5日生じていたという記録があります。365日のうち約55日はハロが生じる、つまり1週間に1回程度は発生するということです。さほど珍しい現象というわけではないため、ハロが発生した付近で地震が起きてもおかしくありません。ハロが生じるのは地震の予兆というよりも、ハロが発生したときにたまたま地震が発生したと考えるのが自然ではないかと思います。

なお、ハロは1年を通して1週間に1回以上見られるわけではなく、春先の移動性高気圧や低気圧、梅雨の初期の前線によって巻層雲が現れやすい2~6月に見られやすいです」

オトナンサー編集部

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