リクルート(東京都千代田区)が運営するニュースサイト「SUUMOジャーナル」が、「『JR山手線』沿線の家賃相場が安い駅ランキング2025」を発表しました。
リーズナブルに住むなら「北側」に注目?
対象となる駅は、不動産サイト「SUUMO」に掲載されているJR山手線沿線の駅(掲載物件が20件以上ある駅に限る)。対象物件は、駅徒歩15分以内、築年数35年以内の賃貸物件(10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DK。定期借家を除く)。データ抽出期間は2024年7月から同年12月で、同期間に掲載された賃貸物件の管理費を含む月額賃料から中央値を算出しています(3~18万円で設定)。
同率3位は「高田馬場駅」(新宿区)と「西日暮里駅」(荒川区)。家賃相場はそれぞれ9万3000円です。
高田馬場駅はJR山手線に加えて、西武新宿線、東京メトロ東西線も乗り入れている駅。同駅周辺には大学や専門学校が多く、住宅もひしめいてはいるものの学生街というイメージが強い人も多いと思います。都内屈指のラーメン激戦区としても知られ、ラーメン店をはじめ学生にも愛用されるお手ごろ価格の飲食店が豊富。他にもアミューズメント施設やファッション、グルメまで多彩な店舗がそろう9階建ての商業施設からスーパー、コンビニまで、大小の商業施設が立ち並ぶにぎわいのある街並みです。
一方の西日暮里駅は東京メトロ千代田線も乗り入れ、JRの改札を出て道灌山通りを渡った先には日暮里・舎人ライナーの駅もあります。この日暮里・舎人ライナーの駅と、JRや千代田線の駅を結ぶペデストリアンデッキの整備が2027年の着工予定で計画中のほか、駅付近に地上47階建て程度の住宅棟と地上11階建て程度の商業棟も建設予定のため、街並みが大きく変わりそうな駅です。
2位には目白駅(豊島区)がランクイン。家賃相場は9万2600円です。神田川が形成した河岸段丘の上に位置する同駅周辺に広がるのは、静かな住宅街。目白通り沿いを中心にスーパーやコンビニ、ドラッグストアなど日常生活に役立つ商店の他は、大型の商業施設などはないものの、1駅隣は都内有数の繁華街・池袋駅なので、買い物にも出かけやすい環境といえる駅です。
そして、1位となったのは「田端駅」(北区)で、家賃相場は9万1000円でした。同駅の周囲は起伏に富んだ台地と平坦な低地で構成された高低差のある住宅街。駅の北口側には3フロアにわたってスーパーやドラッグストア、飲食店などが営業する駅ビルが併設され、それ以外にもスーパーやコンビニが複数点在しているほか、ファストフードやラーメンのお店、カフェもあるため、気軽に食事を済ませることもできる環境です。
なお、1位の「田端駅」と3位の「西日暮里駅」、2位の「目白駅」と3位の「高田馬場駅」がそれぞれ隣接しているほか、その他のトップ10までの駅も“隣り合う駅が多い”結果となったとのこと。同社は「リーズナブルに賃貸物件を探す際は、JR山手線の北側に注目するとよさそうです」とコメントを寄せています。
JR山手線沿線で、あなたが住みたい駅や街はどこですか?
オトナンサー編集部