東急が「東急線キッズパス」を発売します。過去の実証実験の結果を踏まえ、通年で発売するといいます。
東急線が一日乗り降り自由
東急は2024年3月13日、小児向けに土休日限定で一日乗り降り自由になる「東急線キッズパス」を16日から発売すると発表しました。
東急線各駅で「東急線キッズパス」を発売（画像：写真AC）。
同社は移動需要創出の実証実験の一環として、2022年6月から8月に同様の一日乗車券「東急線キッズ100円パス」を発売。このときは、対象の土休日計24日間に約3.3万枚を販売したといいます。
アンケートでは、約20％がこの乗車券をきっかけに鉄道を利用したと回答したほか、途中下車が増えるなど、沿線での回遊促進の効果が確認できたとのこと。この結果を踏まえ今回、継続的に子育て世代の負担を軽減するため、「東急線キッズパス」を発売するといいます。
「東急線キッズパス」は土休日限定です。東急線各駅（世田谷線・こどもの国線除く）の自動券売機で、100円で通年発売されます。購入には小児用PASMOが必要です。パスは購入日当日限り有効です。
なお、平日は、既存の「東急線ワンデーパス」（小児390円）が利用できます。
小児運賃を巡っては、2022年3月に小田急電鉄が全線で一律50円化。2023年4月からは神奈川中央交通が50円、10月から泉北高速鉄道が50円、京急電鉄が75円にするなど低廉化が相次いでいます。2024年4月からは小田急バスも50円に改定する予定です。
