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保護した猫が汚れていても「すぐに洗ってはいけない」って本当? 獣医師に真偽を聞いた

オトナンサー

ライフ・美容

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保護した猫をすぐに洗うのはNG?
保護した猫をすぐに洗うのはNG?

 野良猫や捨て猫を保護したとき、体が汚れていたら「洗ってあげよう」「動物病院に連れて行く前にきれいにしてあげよう」と考える人は少なくないと思います。しかし、ネット上では「保護した猫はすぐに洗ってはいけない」という情報もあり、「どうしてダメなの?」「ノミやダニがついているかもしれないのに…」「保護したときに汚れていたら、どうすれば?」といった疑問の声も聞かれます。

「保護した猫の体が汚れていても、すぐに洗ってはいけない」のは本当なのでしょうか。実際のところについて、獣医師の増田国充さんに聞きました。

まずは「猫の体力の維持」が重要

Q.「保護した猫が汚れていても、すぐに洗ってはいけない」というのは事実でしょうか。

増田さん「はい、『すぐに洗う』のが適さないことがあります。『道端で猫を保護したがどうすればよいか』という相談は、動物病院に非常に多く寄せられますが、『すぐに洗う』のが適さないケースの理由として、保護された猫の容体への配慮が挙げられます。

保護された猫の健康状態は千差万別です。実際に保護に至るような猫は、健康状態に何らか問題があることが多いのが実情です。パッと見たときに元気そうに見えても、人なれしていないことに由来する興奮状態や緊張状態になりやすいため、しぐさなどから判断が難しい場合があります。また、見た目には分からない重大なけがを負っている可能性もあります。

温浴してきれいにするとさっぱりして健康的になる猫もいますが、衰弱している猫の場合は、温浴によって体力をさらに消耗する恐れがあるため、一概にすぐ洗うことが推奨されないのです」

Q.とはいえ、保護してすぐの猫は体が汚れていることも少なくないと思います。もし猫の体が汚れていたら、どうすればよいですか。

増田さん「急いできれいにする必要はありません。というのも本来、猫は屋外で生活している場合であっても、健康であれば適宜毛づくろいをするので、身の回りが極度に汚れた状態で居続ける可能性は低いと思われるからです。つまり、汚れた状態で保護されている場合に考えられるのは、病気やけがが存在している可能性が高いということです。

まずは猫の体力の維持が重要であること、そして皮膚や被毛の状態から健康状態を推察する部分もあることから、汚れが気になる場合も軽く拭く程度にとどめましょう。なお、被毛に水分が多く付着している場合は、若齢の猫であればそこから体温を奪われてしまうため、水分は拭き取ってあげるとよいと思います」

Q.保護した猫にノミやダニがついているケースもあると思います。この場合はどうすればよいですか。

増田さん「衰弱した猫にノミやマダニが大量に寄生すると、貧血を助長し、命に関わることがあります。そのため、たかがノミと侮ることはできません。『ノミは洗えば駆除できる』と思う人もいるかもしれませんが、完全には取り除けないことがあるため、きちんと効果の期待できるお薬の使用が望まれます。

一方、マダニはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)を媒介する寄生虫です。このSFTSウイルスは猫だけでなくヒトにも感染し、致死率が10~30%です。猫ではそれよりも高く、60%以上といわれます。寄生している場合は素手で取り除くことはせず、駆除剤を使用して適切に取り除く必要があります。迅速に動物病院に連れて行きましょう」

Q.その他、保護した猫に対するNG行為や、動物病院に連れて行く前に家でしておくとよいことはありますか。

増田さん「最も理想的なのは、その猫の健康状態を速やかに把握することです。とはいえ、さまざまな事情でどうしても動物病院に連れて行けない場合は、『食欲があるかどうか』の確認と、特に気温が低い季節の場合は『保温をすること』が推奨されます。

体の保温は、温めたペットボトルやカイロを使うと重宝します。直接皮膚に当たらないよう、タオルでくるむなどして、低温やけどを起こさないように注意しましょう。食事や飲料で栄養や水分を与えることも必要となりますが、人間が取る食料は避け、猫用ミルクやフードを使用します。著しい衰弱状態や痩せた体形であれば、子猫用のフードをはじめとした高栄養のものを選ぶとよいでしょう。

また、保護した猫は『何らかの寄生虫や感染症を既に持っている』前提で対応することを、あらかじめ考えておく必要があります。例えば、家に犬や猫がいる場合は、濃厚接触することは控えましょう。また、体力が低下していること、環境の急激な変化で心身が緊張状態であることから、部屋の中を駆け回ったり、家にいる犬や猫と触れ合わせたりして、負担をかけてしまうことがないような配慮をしていただきたいです。

いち早く回復に導くためには、その猫の健康状態を的確に把握することが近道となるので、早めに動物病院に連れて行くようお願いしたいです」

オトナンサー編集部

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