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「北欧デザイン」はいつから日本に普及したのか? IKEA都心型店舗の増加で考える

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都心への出店攻勢を強めるIKEA

 北欧スウェーデン発の家具量販店IKEAの新宿出店が話題になっています。場所は、かつて「フォーエバー21」などが入居していた京王新宿追分ビル(新宿区新宿)です。

IKEAのロゴマーク(画像:イケア・ジャパン)

 これまで郊外に出店していたIKEAですが、2020年になってから都心型店舗の出店が目立っています。なお新宿店は、原宿と渋谷に続く3店舗目の都心型店舗です。まさに東京人が望んでいたIKEAと言えます。

 家具を買うのは数年に一度くらいでも、お菓子や食器、家庭用品などの小物を買うのは頻繁という人も少なくないでしょう。都心部への出展は、まさにこうしたニーズに応えるものです。

 現在営業している都心型店舗はこうした商品だけでなく、冷凍食品なども充実しています(スモークサーモンとマッシュポテトがオススメです)。またフードメニューも充実しており、満足度は郊外店舗以上のように思えます。

 多くの東京人がIKEAでテンションが上がる理由――それは単なる安さだけではなく、優れた北欧のデザインセンスでしょう。そもそもなぜ東京人は北欧デザインを好むようになったのでしょうか。

ブームの始まりは1990年代半ばから

ブームの始まりは1990年代半ばから

 北欧デザイン普及の始まりは家具です。1970年代には雑誌などで既に北欧家具が優れたデザイン性を持つものとして言及されています。

 その後、1987(昭和62)年に読売新聞社・北欧閣僚評議会などが主催する「北欧デザインの今日――生活のなかの形展」が開催され、全国を巡回しています。東京は10月から池袋の西武池袋本店(豊島区南池袋)で展示が始まり、陶芸や染め物、生活用品など300点あまりが陳列されました。

 しかし1980年代まで、北欧家具やデザインは現在のような地位を築いていませんでした。1970年代に紹介された頃は小さなブームにはなったものの、価格が高く高級品としてのしてのイメージが強いため、さほど購入層は広がりませんでした。またバブル期はイタリアンモダンが主流だったこともあり、シンプルな北欧デザインのよさはいまいち理解されなかったのです。

北欧家具のイメージ(画像:住環境ジャパン)

 ところが、1990年代半ばに状況が変わります。

 この頃になると価格帯の低い北欧家具が輸入されるようになり、円高も相まって価格も低下。加えて、バブル期にはあまり受け入れられなかったシンプルで機能的なデザインが優れた価値を持つという意識が次第に広がっていきました。

 この頃の新聞や雑誌を見ると、「北欧は冬が長く室内で過ごすことが多いので快適に暮らすために機能性を兼ね備えたデザインが発達している」という解説が多くあります。

 日本人の北欧に対するイメージはこの頃は貧困で、「冬は雪に閉ざされる寒い国」程度の知識しかありませんでした。それがデザインが知られていくに連れて、急激に意識が変わっていったのです。

北欧幻想を超えた先にある評価

北欧幻想を超えた先にある評価

 1999(平成11)年頃のオシャレ雑誌では読者のニーズを反映してか、北欧特集が目立ちます。

 インテリア誌『カーサ・ブルータス』7月号は「北欧デザインが気になる」として住宅やインテリアを特集。男性誌『ペン』10月号は「北欧 男たちのスタイル」として、男性のライフスタイルにページを割いています。女性誌『シュプール』の「北欧からのインスピレーション」ではコペンハーゲンとストックホルムを取材して、ファッションや小物、有機野菜に至るまでを取材しています。

 そしてブームは加速し、「北欧はすべてが素晴らしい」といったようなイメージが出来上がっていたわけです。

『カーサ・ブルータス』1999年7月号(画像:マガジンハウス)

 その後北欧への旅行者も増えるに連れ、社会福祉を維持するための税金の高さや物価、さらにはモラルや秩序を重視する社会がゆえの息苦しいひずみも次第に明らかになっていきます。

 とりわけスウェーデンは自国の先進性や人権意識を宣伝するのに熱心ですが、その結果のひずみも多く報じられるようになり、今では「スウェーデンは……」といったような言説の力はだいぶ弱くなりました。しかし、そうした影の部分とは別に北欧デザインはオシャレなものとして日本にすっかり定着していくことに。

 家で使うなら日用品でもオシャレなほうがいい――そんなときに飽きのこないシンプルな北欧デザインは、やはり優れた存在と言えるでしょう。

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