目隠しをし、佐賀の名産を「さが」すユニークな食どころが、2023年12月6日~11日の期間限定でRand表参道に登場している。「さがしてたのはこの味ですレストラン by佐賀県」だ。
オープン記念発表会が2023年12月6日に行われ、俳優の梅沢富美男さん、元テレビ東京アナウンサーの森香澄さんが、ある企画に挑戦。梅沢さんは「私は千の舌を持つ男ですから」と自信満々な様子だったが、結果はいかに。
「正解じゃないやつ、まずかったですもん」
挑戦内容は、こうだ。
1)目隠しをした状態で、佐賀県の特産品を最初に食べる
2)後から出てくるA、B、Cの料理を食べる
3) A、B、Cの中から、最初に口にした「佐賀県の特産品」と同じだと思うものを、「さがしていたのはこの味です!」の掛け声とともに、札を上げて回答する
梅沢さんと森さんの前にまず出てきた料理は、佐賀牛。梅沢さんは、食べながら「おいしい」を連呼。その後に出てきた料理の中から、迷いなく佐賀牛を当てた。
梅沢さんは、その後に出てきた「呼子イカ」も続けて正解。アフタートークでは、「見事に全て正解されましたが、ガチですか」という記者からの質問に対し、
「いやいや、わかりますって。正解じゃないやつ、まずかったですもん」
辛口でこう回答。会場には笑いが起きた。
もうこんなにおいしい肉を食べることはないかも
J-CASTトレンド記者も、同じ企画に挑戦した。食べたのは「白石れんこん」、「佐賀牛」、米「さがびより」を包んだ「佐賀海苔」だ。
「白石れんこん」は、ならではのシャキッとした噛み応え......かと思いきや、柔らかく、モチっとした食感が印象的だ。おかげで正解できた。
お次、佐賀牛。食べた瞬間に、肉汁が口の中いっぱいに広がる。噛むほどに肉がとろけていく。もうこんなにおいしい肉を食べることはないだろう、という思いで噛みしめた。肉に対する思いが強かったためか、連続で正解。
最後は、米「さがびより」を包んだ「佐賀海苔」。肉の味が口に残っていたためか、味がわからない。決めあぐねていると、回答の時間に。唯一、不正解だった。
視覚情報をもとに「こんな味かな」と想像しながら食事をするのが常なので、何も見えない状態で食べ物を口に入れる恐怖や不安はあった。だからこそ、普段より味に集中でき、食感や旨みが深く伝わってくる感動もあった。おいしい佐賀牛を、もっとおいしく食べられたのだ。
「さがしてたのはこの味ですレストランby佐賀県」は、25分コースで前菜、メイン、シメの料理3種が出てくる。料金は1000円(税込)。完全予約制だ。コンセプトカフェ「友達がやってるカフェバー」、展覧会「いい人すぎるよ美術館」などを手掛けるクリエイティブディレクター・明円卓さんを中心としたチーム「entaku」と、自治体による初コラボ。一風変わったおいしい体験を「さが」したい人にうってつけだろう。<J-CASTトレンド>