1両目は検査技術者の訓練に使用
スウェーデン国防装備庁(FMV)は2026年9月7日、スウェーデン向けレオパルト2主力戦車の改良型である「Stridsvagn 123A(ストリッツヴァグン123A:Strv.123A)」の1号車が到着したと発表しました。
納入されたばかりのStrv.123A(画像:FMV)
Strv.123Aは、1990年代後半にスウェーデン軍へ導入されたレオパルト2A5相当の戦車「Strv.122」を、製造元のKNDSで近代改修したものです。この改修により、ドイツ連邦軍への納入も始まっている最新型「レオパルト2A8」と同等の性能水準へ引き上げられています。
FMVは今回の車両の改修点について、「防護性能の向上」「新型センサーの搭載」「火器システムのアップグレード」「デジタル・サブシステムの導入」などを挙げています。
具体的には、主砲をラインメタル製の新型120mm滑腔砲L55A1へ換装することで、射程と火力を向上させています。このほか、車内システムなどにも細かな改良が施されています。また、スウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)の加盟国となったことから、NATO加盟国の同盟軍との相互運用性も高められています。
今回、最初に到着した車両は、当面、教官および検査技術者の訓練に使用されます。その後、これらの教官がスウェーデン軍の戦車乗員を訓練することになります。
スウェーデン陸軍では、最終的に保有する110両のStrv.122をすべてStrv.123Aへ改修する予定で、2031年までに完了する計画です。
さらに、これとは別にスウェーデンはKNDSと44両の新造レオパルト2A8の調達契約も締結しています。これらの新造車両は「Stridsvagn 123B(Strv.123B)」と呼ばれる予定です。
