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「ジプニー」「ダックボート」…民間に定着した「アメリカ軍払い下げの乗りもの」4選

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WW2期のアメリカ軍といえばその工業力を活かした大量生産能力で知られますが、なかには作り過ぎて戦後に余剰になってしまったものも。それらの多くは民間に払い下げられ、時には特定の役割を持つ車両の名前の由来などにもなっています。

実は結構ある「戦後に払い下げられ民間に定着した乗りもの」

 アメリカ軍では、配備期間を過ぎた軍用車両や航空機を民間に払い下げることがよくあります。それらの多くは、武装を外し競売で売りに出され、企業やときには個人が所有者になることもあります。

 少数しか払い下げられなかったり、諸事情により動体では払い下げ不許可のものもあったりするため、民間に普及した「乗りもの」となると種類は限られますが、第2次世界大戦中に生産されたものの中には、かなりの数が民間に普及した記録があるものも。今回はそのような大戦中の、アメリカ軍由来の乗りものについて見ていきます。

Large 201217 rp 01マニラ市内を走る「ジプニー」(画像:Bahnfrend、CC BY-SA 4.0〈https://bit.ly/3nshC7p〉、via Wikimedia Commons)。

フィリピンで乗り合いタクシーの語源になった「ジープ」

 第2次世界大戦中に大量生産されたジープは、後に民間向けとしてシビリアンジープも登場しましたが、軍用のものも民間に多数、払い下げられています。

 その払い下げ車両で最も有名なのが、フィリピン駐留アメリカ軍から現地へ大量に払い下げられたジープで、改造され乗り合いタクシーとして生まれ変わりました。まだ道路や公共交通機関が未整備の時代には、クルマを使い多数の人を乗せる商売が盛んだったという背景もあります。軍用の4WDでパワーのあるジープは、そういった場所に好都合だったわけです。

 2020年現在でもフィリピンでは、外装を派手にカスタマイズした乗り合いタクシーのことを、ジープにちなんだ呼び名である「ジプニー」または「ジープニー」と呼んでいます。フィリピンではここ数年、大気汚染や温室効果ガスの問題でこれらジプニーは廃止しようとする案も上がっているそうですが、もはや伝統的となった文化であると反対する人々もいるそうです。

観光用水陸両用バスそのものを指すようになった「DUKW」

 ノルマンディー上陸作戦や、日本軍相手の島しょ部への上陸作戦に使用された水陸両用車である「DUKW(ダック)」は、それまであったドイツのシュビムワーゲンやアメリカのGPAとは違い、搭載量と水面での安定性の高さが魅力でした。水上ならば50名の兵員輸送が可能で、ときには火砲と砲兵をそのまま運ぶこともありました。

Large 201217 rp 02ロンドン市内を走る、30人乗り観光用車両に改造されたDUKW。元は1945年にアメリカで製造されたものという。2005年6月撮影。

 約2万台も作られたという同車は戦後、民間に払い下げられ、世界のリゾート地で観光客向けの車両として改造されて使用されます。その知名度はかなり高く、アメリカで「duck boat(ダックボート)」と言えば、川や湖、海で使用する観光用の水陸両用車を指す意味で通じるそうです。

 ただ本物のDUKWを使った車両は老朽化の問題や部品調達の困難さから、2020年現在、使っている企業はほとんどありません。現在、日本でも水陸両用バスを見ることがありますが、それらは観光用に新たに作られたものです。

超重量物の運搬力の高さで民間でも人気だった「M25戦車運搬車」

「ドラゴンワゴン」の愛称がある「M25戦車運搬車」は、元々第2次世界大戦中に量産が開始された、M4中戦車の運搬用に開発された車両です。6輪駆動で最大60tの牽引力があったそうで、戦後には日本の陸上自衛隊にも配備されました。

Large 201217 rp 03M25「ドラゴンワゴン」戦車運搬車は、けん引車兼回収車のM26とセミトレーラー式の運搬車M15で構成される。写真はベルギーの博物館に展示されたM26(画像:アメリカ陸軍)。

 同車は退役したあとも、民間の、特に大きなものを運搬することの多い、超重量物運搬トレーラーとして重宝され、公共事業などで使用されていました。日本でもトレーラーとして改造されたものが1950年代に走っており、なかにはエンジンを換装して使われたものもあります。いまでもクラシックカーのイベントなどが開催されると、たまにコレクターが展示することもあるとか。

エアレースやエアショーでいまなお目撃率の高いP-51「マスタング」

 戦闘機の払い下げ品として有名なのがP-51「マスタング」です。戦後、過剰になった機体が民間に払い下げられ、競技用やエアショー用として現在も使用されています。同機を使うレースとして有名なのは「リノ・エアレース」でしょう。このレースのアンリミテッドクラスでは、P-51Dのほかに、F8F「ベアキャット」やホーカー「シーフューリー」といった同時代の艦上戦闘機を改造した機体などでレースが開催されています。

Large 201217 rp 042020年現在も多数が現役で空を舞っているP-51「マスタング」(画像:アメリカ国防総省)。

 同機の大量の余剰部品はいまだに流通しており、戦後にはスポーツ機用として新たに販売されたパーツどころか、「キャヴァリアマスタング」という、トランス・フロリダ社が戦後に放出されたP-51を改修して販売した民間機も存在しています。そのため、アメリカではエアショーでよく目撃する大戦中の機体のひとつであり、個人所有のものもかなり存在するようです。

 こういった事例は、大戦中の兵器だけではないようです。アメリカ軍ではいまでも、汎用四輪駆動車の「ハンヴィー」を民間に払い下げることが多いそうで、オークションにかけられると、民間の「ハマー」では不十分だと感じるのか、映画の撮影用などにスタジオが購入することもあるとか。日本の自衛隊は払い下げ車両を基本的に民間へ販売することはないので、文化の違いを感じますね。

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