酒に酔った人の介抱をした体験を描いた漫画「初めての酔っ払い介抱」(全4話)が、Instagramで合計500以上のいいねを集めて話題となっています。
酔って路上に倒れている男性に遭遇した女性。初めてのことで、何をしたら良いか分からず動揺していると、周囲に個性的なメンバーが集まってきました。彼らと協力しながら、男性を介抱しようとするのですが…。読者からは、「登場人物のキャラが濃くて笑いました」「差し入れにお酒はちょっと(笑)」「やはり最後に頼れるのは警察ですよね」などの声が上がっています。
一大プロジェクトを成し遂げたような気持ちに
この漫画を描いたのは、Instagramで漫画を発表している、イラストレーターの「変貌ちゃん」さんです。変貌ちゃんさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「初めての酔っ払い介抱」を描いたきっかけを教えてください。
変貌ちゃんさん「『通りすがりに、たまたま集まった人たち』で、一大プロジェクトを成し遂げたような不思議な気持ちになったので、思い出として残しておこうと思いました。また、倒れている人の介抱が初めてでドキドキしたので、今後似たような出来事に遭遇してしまった人たちのサポートになれば、という思いもありました」
Q.路上に倒れている見ず知らずの酔っ払いを介抱していたとき、どのような心境でしたか。
変貌ちゃんさん「『この後、どうなるのか』と、ひたすら怖かったです。初めてのことで、対処が分からなくて…。ただ、赤の他人のはずなのに、関わり始めた途端に親のような責任感を覚えてしまったのは、不思議な感覚でしたね」
Q.酔っ払いの介抱は、特にどのようなことが大切だと感じましたか。
変貌ちゃんさん「泥酔時に起こる体調の変化について、事前知識が必要だなと感じました。今回は警察にお世話になりましたけれど、場合によっては救急車が必要だったかもしれません。
また、酔っ払っている人とは意思疎通が難しいので、体調や状況が分からず、とても不安でした。その場で『酔っ払い 対処 水』などと慌てて検索しましたが、後で調べ直したらNG行動だったというものもありました…」
Q.周囲の人たちが駆け寄ってくれたとき、どのように感じましたか。
変貌ちゃんさん「とても個性的なメンバーではありましたが、私1人で対応できる自信がなかったのでホッとしました。私を含め、皆さんただの通りすがりなのに立ち止まってくれて、本当に心強かったです!」
Q.この件から学んだことはありますか。
変貌ちゃんさん「迅速な対応には事前知識が必要不可欠だと分かりました。もし今度同じことがあったら、ビニール袋やスポーツドリンク、ウェットティッシュなどを真っ先に用意しようと思っています。それと、会社には連絡しないであげようと思います(笑)」
Q.漫画「初めての酔っ払い介抱」について、どのような意見が寄せられていますか。
変貌ちゃんさん「個性的な5人の介抱メンバーを『介抱戦隊』と呼んでくださった人がいました(笑)。皆さんに楽しんでもらえたようで、とてもうれしいです」
オトナンサー編集部