Netflixオリジナル映画「フェイフェイと月の冒険」でエンドクレジットソングを担当するシンガー・ソングライターの幾田りらさん。同作は、亡き母が話してくれた月の女神の伝説を信じ続けてきたフェイフェイ(キャシー・アンさん)は伝説を証明するために、自らの手で宇宙船を造り、ウサギのバンジーとともに月へと向かいます。月には不思議な王国や幻想的な生き物、そして、思いがけない冒険が待ち受けていて…月が舞台のアニメーション映画です。
オトナンサー編集部では、幾田さんに単独インタビューを実施。オファーを受けた感想や感情移入したキャラクター、挑戦したいことなどを聞きました。
月を目指す姿に勇気もらった
Q.映画をご覧になっていかがでしたか。
幾田さん(以下敬称略)「絵がきれいで、月の世界の鮮やかな色が目に焼き付いています。音楽が主人公の感情に寄り添ってくれる感じが心地良かったです。フェイフェイが自分を信じて月を目指す姿に勇気をもらって、私もまだまだ頑張らないといけないなと思いました」
Q.オファーされた感想を教えてください。
幾田「グレン・キーン監督がディズニーで作っていた映画を見ていたので、歌で参加できることがうれしかったです」
Q.感情移入したキャラクターはいますか。
幾田「フェイフェイですね。主人公だからということもありますが、自分と重なることが多くて、私も12歳から作詞作曲をしていて、いろいろなことに挑戦していくところは似ていると思いました。年齢を重ねるにつれ、夢に向かうこと自体が怖くなり、いろいろ経験して、いろいろなしがらみなどが増えていくことで、このままでいいのか分からなくなることがありました。でも、フェイフェイの姿を見て、幼い頃のピュアさを思い出しました」
Q.今後、挑戦したいことを教えてください。
幾田「ライブをしたいと思っています。コロナ禍でライブができなくなり、何かお返しをしたいなという気持ちがあり、歌を生で届けたいという思いがあります。ライブができるようになるまで時間がかかると思いますが、どんな形でも歌を届けたいと思っています」
Q.フェイフェイは科学を信じていますが、幾田さんが信じるものはありますか。
幾田「私が仕事に向かうときは、いろいろな想定をして準備するように意識しています。それは、自分ができる可能性を広げていくことでプラスにつながるかもしれないと思っているからです。目標に対して準備することは無駄にはならないと思っていて、自分自身も信じて努力しています」
Q.月にはどんなイメージをお持ちですか。
幾田「心のどこかで、月にも生物がいるような気がしていてます。この作品を見て、私たちが想像もしないような、人間ではない生物が月で生活しているんじゃないかと思いました」
Q.エンドクレジットソング「ロケット・トゥ・ザ・ムーン~信じた世界へ~」を歌う際に意識したことはありますか。
幾田「映画を見た人はフェイフェイの冒険に背中を押されると思いますが、私は歌でもう一押しすることが役目だと思いました。フェイフェイの思いも受けつつ、幾田りらとして歌うことも意識して、私からのメッセージも歌声で表現できるように努力しました」
Q.普段、リフレッシュにしていることを教えてください。
幾田「YouTubeでホラーゲームの実況を見るのが好きで、それを見てリラックスしています。私自身はゲームが苦手なのでうまい人を見て、自分がうまくなったような気になっています(笑)」
Netflixオリジナル映画「フェイフェイと月の冒険」は10月23日から独占配信。
オトナンサー編集部