ミニマリストとは
ここ数年、断捨離という言葉が日本で流行したり、日本人の片づけコンサルタントである近藤麻理恵(通称こんまり)さんが、アメリカの雑誌TIMEの「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたり、国内外で不要なものを減らす事に関心が集まっていますね^^
その中でもミニマリストは、生活の中で可能な限り所有物を減らし、豊かな生活を手に入れようとする人のことを表す言葉です。英語のminimal(最小限の)から派生した言葉で、海外で2010年頃から広がり始め、日本でも使われるようになりました◎旅に出る際には、持ち運びの事を考えて少しでも荷物を減らしたいもの。
特にバックパッカーは、海外で自分の荷物を背負って移動しなければなりません。重すぎると早く疲れてしまい旅を楽しめなくなってしまいます。ミニマリストバックパッカーになって本当に必要な物だけを厳選し、パッキングしましょう♪
バックパックはどんなサイズがいい?
まずはメインのバックパックについて見てみましょう。50Lくらいのがっしりしたものを背負っているバックパッカーもいますが、ミニマリストバックパッカーなら30Lで大丈夫!必要な物は全部入ります◎軽くて防水加工がしてある製品がおすすめです。
体格の小さい女性なら少しでも小さいものにしたいですよね。でも、男性より身の回りの物が多くてなかなか荷物を減らせないのが悩み……。少しだけ小さめの28Lのバックパックなら、最低限必要な物は全て入ります♪あとは、サブバッグとしてショルダーバッグやウェストポーチを1つ用意して、この中に貴重品類を入れて持ち歩くようにしましょう。次は、いよいよバックパックの中に入れる荷物をご紹介します♪
貴重品類
- パスポート
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パスポートのコピー
原本とは違う場所にしまいましょう。パスポートの紛失や盗難の際、証明書になります。旅行中にスキミングされた例もあるので、ケースもあると安心です◎ -
証明写真
行く場所によっては、ビザの申請などで必要になる場合もあるので持っていくと便利です。 -
ミニ財布
ウェストポーチに入れられるように三つ折りの小さいものがおすすめ。 -
国際キャッシュカード
旅行前にかかる費用を計算しなくても、入国後にその国の通貨でお金をおろすことができます。(新生銀行かCITIがおすすめ) -
クレジットカード
2枚。海外はJTBが弱いのでVISAかマスターがおすすめです。アジアや南米では使えない地域もあるので注意。 -
現金
日本円から直接両替できない国やレートが悪くなる国もあるので、日本円とドルで現金を持参しておくとよいでしょう。 -
保険証
事前に海外旅行保険に申し込んだ場合は、送付された保険証を携帯しましょう。 -
筆記用具
入国審査はもちろん、何かメモをする際にもボールペン1本とメモ帳は必要です。
パスポートのコピーや証明写真などの書類はミニファイルにまとめておくと紛失しにくいです。また学生の場合国際学生証を作っておくと、割引が適応される場所もあるのでお得です◎
電子機器類
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スマホ
小さなパソコンとも言われるスマホ。旅に必要な様々なアプリを入れれば、相棒として欠かせない存在に♡ -
変換器
それぞれの国でコンセントの形が違うので、必需品です。国ごとに用意し直すのは大変だし、かさばるので出発前に日本で全タイプ型対応の変換器を1つ買っておきましょう。 -
充電器
電子機器類の充電器は、現地で調達しにくいものです。忘れないように注意しましょう。 -
腕時計
移動の多いバックパッカー。次の乗り物までの残り時間など、腕時計があると便利。盗難の被害に合わないためにも安い腕時計にした方がいいでしょう◎ -
イヤホン
時間通りに電車が来ない時や、長距離移動の際に音楽を聴いてリラックスすることができます♡
あった方がいいけれど、なくても大丈夫なもの
- ノートパソコン
乗り物の予約を取ったり、調べごとをしたりするのに大画面のパソコンはやはり便利。旅をしながらリモートで仕事をする人には必需品ですが、スマホで大丈夫な人はなくても問題なし。パソコンを持っていく場合は、ケースを軽いものにするのがコツです◎- カメラ
絶景スポットなどはやはり高性能のカメラに収めたい!という方には必需品。管理に気を使うので、スマホのカメラで充分だと考える人には必要ないでしょう。- 予備バッテリー
一眼レフカメラなどを持参する場合は、1つはあった方がいいでしょう。旅先では使う量も多いので、すぐにバッテリーが切れてしまいます。カメラを持たない人には不要です。
衣類など
男女共通
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ダウン
暑い国であっても、朝晩は冷え込むことも。コンパクトにたためるダウンがおすすめです♪ -
マフラー
冷え込みがきつい時などにあると便利で、場所もとらない優れもの。 -
水着
きれいな海のある国に行ったら入りたくなるもの。また、温泉でも水着着用の国が多いです。 -
スニーカー
バックパックを背負って歩くので、歩きやすい靴は必需品です。 -
サンダル
海辺を歩くときはもちろん、シャワー後や宿の中を歩くときはこれを履くことが多いです。
普段着(男性)
- 下着4日分
- 靴下4足
- Tシャツ3枚
- ヒートテック1枚
- パーカー1着
- 防水ウインドブレーカー1着
- 襟付きのシャツ2着
- 短パン2着
- チノパン
普段着(女性)
- 下着4日分
- 靴下4足
- Tシャツ3枚
- ヒートテック1枚
- パーカー1着
- ワンピース2着(しわになりにくいもの)
- 防水ウインドブレーカー1着
- ブラウス1着
- 長ズボン1着
- ストールやスカーフ(イスラム圏など肌を隠さなければならない寺院に入るとき重宝)
衣類は圧縮袋に入れて、スペースを減らす方法が一つ。圧縮袋は小さくなるのが利点ですが、少し重みが出て気になるという人にはトラベルオーガナイザーと呼ばれる袋に入れる方法もあります。オーガナイザーは、薄くて軽くて丈夫なので破れないので安心して使えます◎
日用品類
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タオル
乾きやすいタオルがあれば1枚でも大丈夫。水泳選手が使っているセームタオルが速乾なのでオススメです♪ -
歯ブラシ
旅の期間に合わせて日本から数本持っていくと◎(日本製の歯ブラシはよくできているので) - ひげ剃り
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洗濯用品
ここを充実させれば洋服の数を減らせるので重要です♪(洗剤・折りたたみバケツ・洗濯ひも・洗濯バサミ・S字フック) -
風邪薬・下痢止め
現地で病気になった場合に、その国の薬の方がよく効くそうです。ただし、風邪のひき始めや、現地の水などでお腹を壊した時の為にこの2つは持って行った方がいいでしょう◎ - 爪切り
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ビニール袋やスーパーの袋
汚れた服を入れたり、小物をまとめたりに大活躍。現地でも調達できるので2枚くらいで。ジップロックもあると便利! -
折り畳み傘
スコールが降る地域に行く人には必需品。突然降りだした雨のために軽い折り畳み傘を用意しておきましょう。
必要な人だけ
- メガネやコンタクトレンズ
- サングラス(日差しの強い国では具合が悪くなることもあるため)
- アルコール除菌(宿やレストランでちょっと不衛生に感じる物に使えるので便利♪)
※シャンプーや石けんは現地で調達できます!こだわりがない人は持参しなくても大丈夫です♪
女性バックパッカーのために
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指輪
中東地域では性的なトラブルがまだあるのが現状ですが、結婚している女性は避けるという文化はあるので、ダミーでも結婚指輪に見える物をしておくのは有効だそうです。もちろん安物の指輪でOK♪ -
生理用品
これは必需品。海外製のものは品質が落ちるようなので、夜用だけでも日本から持っていくと安心。 -
ムダ毛処理器具
これ1つであらゆるムダ毛に対応!という製品を持っていきましょう◎ -
コンパクトドライヤーとくし
日本製のドライヤーは電圧が異なる国で使用した際に故障や爆発の可能性があるので、万国で使用できるコンパクトドライヤーを選んで購入しましょう◎ -
保湿液
乾燥している地域を旅する時に重宝します♡ - メイク用品
メイク用品は意外とかさばるもの……。それぞれのケースがかさばってしまうので、アイブロウやアイシャドウなどは中身だけを取り出して一つのケースに収納する方法も♡ミニマリスト女性バッグパッカーのRYOKOさんやrisuさんの詰め方が、とても参考になります^^
これは不要!
バックパッカーの中には持っていく人もいるけれど、ミニマリストバックパッカーは持っていかないものは以下の通りです♪
- 日本の免許証
国内では身分証明書として大活躍の免許証も海外では役に立ちません。- 電子辞書
一昔前のバックパッカーの定番の持ち物。今はスマホがあるので、オンラインでも使える辞書を利用すれば必要なし。- 本
スマホにダウンロードすれば本も読めるので不要です。スマホだと画面が小さい!という人には本を読むための電子機器もあるのでそちらを持っていくといいでしょう。
世界一周した男性ミニマリストバッグパッカーのyuさんと成守さんの荷造りも、とても参考になりますよ^^
以上、ミニマリストバックパッカーが厳選した荷物とその理由、荷物の詰め方をご紹介しました。旅の前は不安になってあれもこれも持って行きたくなるもの。ですが、身も心も快適な旅にするために、ぜひあなたもミニマリストバックパッカーになってみてはいかがでしょうか^^
※当サイトに記載されている情報は、時事要因などにより正確でない場合がございます。できる限り正確な情報を更新するよう努めさせていただきますが、詳細な部分に関しましてはご自身で事前にお調べ頂くよう宜しくお願いいたします。