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もっと自慢すべき? 清潔&便利な東京の「駅トイレ」は世界に誇れる存在だ

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街並みはきれいでもトイレは微妙な国は多い

 東京が日本全国どころか、世界に誇れること――。そのひとつに、公衆トイレがとてもきれいなことがあります。

 世界の国を巡ると、その価値がよくわかります。有名国の有名都市でも安心して便座に座れるトイレや、紙を簡単に流せるトイレに出会うことはあまりありません。

 ヨーロッパでは便座がないトイレがざらで、初めはどうすればよいのか迷ってしまいます。またアジア圏では、使った紙を便器の横のくずかごに捨てるトイレもまだ少なくないのです。

 日本ではとりわけ、毎日多くの人が利用する鉄道駅のトイレの優秀さが目立ちます。

 発展著しいアジアの国々を回っているとまだ開発が追いついていないのか、駅のターミナルは輝いているのに、傍らにあるトイレに入ったら溝と穴だけ、なんてところもまだまだ。

 ヨーロッパも街角は彫刻やら何やらで美しいのですが、トイレは……が当たり前。それらと比べると、日本の公衆トイレはもはや「御殿」と言っても大げさではないでしょう。

 そんな日本の鉄道駅のトイレですが、誰もが安心して使えるようになるまでは多くの人たちの努力がありました。

女性の社会進出で「8:2」から「6:4」へ

女性の社会進出で「8:2」から「6:4」へ

 もともと日本の鉄道駅、とりわけ国鉄のトイレはかつてあまり評判がよくありませんでした。さまざまなことで国鉄が批判される際、必ず話題のひとつとなったのがトイレの汚さだったほどです。

 そのようなこともあり、1987(昭和62)年に誕生したJR東日本では日本トイレ協会とタッグを組んで、トイレの改良に取り組むことになります。

駅のトイレのイメージ(画像:写真AC)

 それは単なる美化ではなく、抜本的な改革でした。

 1960年代の利用者データから、国鉄時代のトイレの男女比は8:2でした。その後女性の社会進出が進み、その数は変化していったにも関わらず、なかなか改められていませんでした。

 JR東日本は現状に合わせる形でトイレの改革を進め、1999(平成11)年に渋谷・新宿・池袋の各駅で男子トイレを削り、女子トイレを拡張する工事を実施。2000年には比率を6:4まで引き上げました。

以降、着々と進む工事

 またトイレの構造を変え、掃除しやすい形への改良が進みます。

 2000年代以前の駅のトイレは段差や凹凸があるため、掃除に手間がかかりました。清掃時はトイレ全体に水をまく必要があるため、飛び込んだトイレが清掃中で使えないということもしばしば。

 そうした問題を解消するために、散水や排水の効率を高める新たなトイレが設計されました。都内で最初に改良工事が行われたのは1999年で、目白駅のトイレでした。

目白駅(画像:(C)Google)

 また、トイレに冷暖房を取り付ける工事も1990年代後半から実施されました。それまでは山手線の駅トイレは換気が悪く、中には真冬でも窓を全開にして換気を行っているところも少なくなかったのです。

 これらも2000年頃から着々と工事が進み、換気のしっかりした匂わないトイレが当たり前となっていきます。また、同様にべビーベッドも取り付けられました。今では当たり前ですが、センサーで水が流れる機能が付いたトイレの設置もこの頃からです。

かつてはトイレットペーパーもなかった

かつてはトイレットペーパーもなかった

 トイレットペーパーが当たり前に設置されている光景も、実は21世紀に入ってからのものです。

 JR東日本は2000年に、山手線の全駅のトイレに配置を完了。その後も各線での整備を続けていきます。これに続く形で、都内の鉄道事業者も設置を推進。営団地下鉄と都営地下鉄は2004(平成16)年の2月から4月までの間に、工事中以外の全駅にトイレットペーパーの設置を完了しています。

 駅のトイレにトイレットペーパーがなかったという事実は、今では忘れられつつあります。当時は、コイン式の自販機で長方形のトイレットペーパーをわざわざ買っていたわけです。

トイレットペーパー(画像:写真AC)

 これは筆者のうろ覚えですが、営団地下鉄は香りのついた高級な紙を使っていたような記憶があります。あの懐かしいトイレットペーパー、どこかで売っていないでしょうか……。

 また、これも1990年代前半ですが、きれいに使うことを呼びかける貼り紙の中で営団線の銀座駅だけは「きれいに使っていただいてありがとうございます」と書いてありました。命令口調ではなく、お礼を言うようなスタイル。今ではよく見られるスタイルですが、当時はまれで、大人の街である銀座の「余裕」を感じたものです。

 どこの駅でも安心してトイレを使うことができる――こんな常識を作った首都圏の鉄道会社の努力はもっと評価されていいのではないでしょうか。

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