島原道路の一部を構成する国道57号森山拡幅の事業が進んでいます。
森山拡幅事業が進行中
長崎県諫早市で、地域高規格道路「島原道路」の建設工事が進んでいます。2024年10月16日には、国道57号(現道)の車線が切り替わる予定です。
国道57号森山拡幅の現況(画像:国土交通省九州地方整備局長崎河川国道事務所)。
島原道路は、長崎県の南島原市を起点とし、島原市・雲仙市を経由して諫早市に至る延長約50kmの自動車専用道路です。現在は、起点の南島原市深江町~三会IC間11.3km(がまだすロード)、吾妻西IC~森山西IC間3.5km、長崎道につながる長野IC~諫早IC間7.0km(諫早外環状線)の3区間が完成しています。
今回、車線切り替えが行われるのは、島原道路の一部を構成する「森山拡幅」事業区間7.6kmのうち黒崎町から小野町にかけてです。
この区間は国道57号(現道)と島原鉄道が並走しており、計画では、この道路と線路の間に幅員12m・2車線の自動車専用道路を造ります。これにより交通が分散し、現道の混雑緩和や事故減少が期待されています。現在はこの高架橋の新しい橋脚が並びつつある状況です。
車線切り替えは、10月16日朝6時から、国道の下り線(島原方面)を島原鉄道側(北側)に移します。下り線側の尾崎バス停と黒崎バス停も移設されます。
長崎県によると、島原道路が整備された場合、諫早ICから島原市までの所要時間は現在の70分がおよそ半分の34分に、諫早ICから南島原市(旧西有家町)までは現在の80分が整備後は49分に短縮される見込みです。