近年では、早いうちから子どもにスマホを持たせてあげているという家庭も多いですよね。しかし、SNSでのいじめや悪口、悪質サイトと不安要素も多く、スマホを使うときのルールや管理をどうすればいいのか悩ましいものです。そこで今回は、子どものスマホの“中身”まで親がチェックするのはアリかナシかについて、SNSやネット上のさまざまな意見を探ってみました。
「子どもの年齢にもよるけど、LINEのやりとりの内容も見てるよ」
子どもにスマホを持たせる際に、使用時間を制限したり、課金やアダルトサイトへのアクセスを制限したりするだけでなく、スマホを直接チェックしている人は意外に多い模様。そもそもスマホを持たせる際に、「直接スマホをチェックする」ことを条件として渡しているケースもあるようです。
ひと口に「スマホのチェックをする」と言っても、どこまで中を見るかはさまざま。アプリチェックを重視する派からは、「どんなアプリが入ってるかの確認は定期的にしてる」「アプリ内のメッセージとかまでは見ないけど、変なアプリが入ってないかはチェックするかな」などの声が上がっていました。
また、「インスタグラム、TikTok、Xは禁止している」などSNSになるべく触れさせないようにしている親や、「SNSは親のアカウントを使って閲覧だけできるようにしている」と、勝手に知らない人とつながるのを防いでいる家庭も。特に、リアルの友人以外との交流に関しては、子どもの危機意識の低さを不安視する人も少なくありません。
中には「子どもの年齢にもよるけど、LINEのやりとりの内容も見てるよ」という親も多いようです。実際に見てみたら、陰湿な発言や暴言が飛び交っていたり、子ども自身が嫌がらせに巻き込まれていたりすることも。グループLINEでの何気ない発言で加害者側に回ってしまう場合もあるので、何をしてはダメか、どういうときはスルーするべきなのか……といったモラルを教える必要はありそうですね。
特に、中学生になるまでは「あらかじめ見ることを伝えた上で、時々中身もチェックしてる。子どもは悪意への対処に慣れてないから大切だと思う」「放置し続けて、あとから後悔するのでは遅いよね」などの声が。一方で、「子どもにもプライバシーがある」「親に見られたら嫌だと思う」といったように、やりとりの中身まで見ることには反対する意見も上がっていました。中には「中身のチェックまでしないとダメだと思うなら、スマホ自体を持たせない」という意見もあります。
しかし、実際にチェックしているかというと、「時々チェックするからねとは伝えてるけど、実はまだチェックしたことない」「いつでも見れる状態にはしてるけど、実際には見てないかな」という人も多いようです。
スマホを通して子どもたちがトラブルに巻き込まれてしまわないように、年齢や性格に合わせて一緒にルールを決め、予防線を張りつつ見守る必要があるかもしれませんね。子どもの「スマホの中身」チェックについて、あなたはどう思いますか?
オトナンサー編集部