もうすぐ「お試し期間」!
今だけの珍しい光景が出現
JR東日本八王子支社とJR中央線コミュニティデザインが運営する公式Xアカウント「中央線が好きだ」は2024年10月8日、2階建てグリーン車が8両も連なった状態で豊田車両センター(東京都日野市)に留置されている写真を公開しました。
中央線のE233系(画像:写真AC)。
この2階建てグリーン車は、中央線快速・青梅線に導入される車両で、東京寄りから4・5両目に組み込まれる予定。同線の列車は現在は10両編成ですが、今後は順次12両編成となります。組み込みを控えた2階建てグリーン車は、まとめて車庫に留置されています。
グリーン車は1編成に2両連結となるため、8両も連なる光景は営業運転の開始前しか見ることができません。公開された写真では、グリーン車の断面(妻面)も確認できます。
中央線快速・青梅線のグリーン車は、2025年春からサービス開始となりますが、2024年10月13日から2025年春までは「グリーン車お試し期間」となり、グリーン料金不要(普通車扱い)で乗車可能です。グリーン車を連結した列車は、「JR東日本アプリ」で確認できるとしています。
乗車する際は、乗車券や定期券のほかに、「普通列車グリーン券」が必要。グリーン料金は、「紙のきっぷ」の場合、50kmまで1010円、100kmまで1260円、101km以上は1810円となります。事前にカードタイプの SuicaやモバイルSuicaアプリでグリーン券を購入すると、通常料金と比べて260円安くなる「Suicaグリーン料金」が適用されます。
現在、普通列車グリーン車は現在、東海道線、横須賀線、宇都宮線、高崎線、常磐線、総武快速線などに導入されており、これらの路線のグリーン車のドアは「片開き式」となっています。一方、中央快速線のグリーン車は、各駅でのスムーズな乗降を可能にするため、「両開き式」のドアを採用。また、自動回転式の座席が2階建てグリーン車として初めて導入される予定です。